美術&博物館・コンサート

コンサートメモ♪

ケネディセンターの会員権の更新時期。何度も何度も「継続を!」のDMが届いて、どうしようかなあと迷っていたいのですが、日本では年末おせち問題で世間をお騒がせしたGrouponが、ケネディーセンター会員権半額クーポンを展開していたのでおもわずぽちっと更新してしまいました。ああ、なにかとキャンペーンに乗りやすいわたくしfoot

と、ここで、ほぼ自分用メモなのですが、コンサートの記録をしておきます。

あとで思いついたものは後日追記で。。pencil

【シカゴ響コンサートホール】

◇Music by Berlioze

Symphonie fantastique

Lelio, or the Return of Life

Conductor: Riccardo Muti(←指揮台から落っこちてあごの骨を折る前の元気なお姿), Narrator: Gerard Depardieu(←豪華), Tenor: Mario Zeffiri, Bass-baritone: Kyle Ketelsen, Chicago Symphony Chorus

◇Mitsuko with Muti

ムーティ氏と内田光子氏の夢の共演!しかも曲が最高に好み!・・・のはずだったのですが、コンサート2日前にMuti氏が指揮台から転倒し重傷、手術&入院によりなんと内田光子氏が自ら指揮。

Music by Wolfgang Mozart

(ほんとうはシューベルトのピアノコンチェルトの予定でしたweep

 Divertimento in B-flat Major, K. 137

 Piano Concerto No.11 in F Mojor, K.413

 Shostakovich

Symphony No.5 in D Minor, Op. 47

(これは大好きなので満足notes

◇Haitink Conducts Mahler 9

いやあ、シカゴ響で今までみた中で(といっても数回ですが)観客の熱狂度No.1だったかも。しかもハイティンク氏、御年82歳とは思えない動き!まったくおじいさんじゃなくて、背筋もしゃんとのび、かくしゃくとしてました。指揮者ってご長寿な人多いですよね。あれ、全身運動だからかなあ。インターミッションなし90分を振りきった後も、余裕で観客に笑顔を振りまいてました。さすがにアンコールはなし。 

Mahler: Symphony No.9

【ケネディセンター】

◇Madama Butterfly by Washington National Opera

えーと、指揮者がドミンゴでない回に行きました。(by Philippe Auguin)ドミンゴ様は3回しか振らなかった。ピンカートンさんはやっぱりロクデナシだったが、日本人がしぐさの指導をしたとかで、みなさんのお辞儀とかが非常に自然でした。しかし、衣装はチャイナ風であった。

Puccini Madama Butterfly

◇Evgeny Kisssin, Piano

オールリストプログラムでした。何曲もアンコールしてくれて(「愛の夢」とか。べたですが)よかったなあ。もしゃもしゃの髪の毛は子供のころのまま。

Liszt

  Etude d'execution transcendante, S.139, No.9, "Ricordanza"

  Piano Sonata in B minor, S.178

  Funeralles from Harmonies poetiques et religieuses, S.173, No.7

  Venezia e Napoli, S. 162

◇Anne-Sophie Mutter, violin

彼女もサービス精神旺盛で、アンコールを何曲もしてくれました。 ムター女史といえばプレヴィンが元夫で、その元妻がミア・ファローで、その元パートナーがわたしの敬愛するウディ・アレンなんだよなあ。うふふ。とちょっとうれしくなってしまいました。

 Brahms:  The Complete Violin Sonatas (Nos. 1, 2, 3)

◇National Symphony Orchestra: Kurt Masur, conductor / Sarah Chang, violin, plays Bruch

  Mendelssohn:  Overture to Ruy Blas, Op. 95
  Bruch:  Violin Concerto No. 1 in G minor, Op. 26
  Brahms:  Symphony No. 1 in C minor, Op. 68

Conductor: Kurt Masur(とてもおじいちゃんになっていてびっくりした), Violin:
Sarah Chang

◇Fortas Chamber Music Concerts: Yo-Yo Ma, Emanuel Ax, Kalichstein-Laredo-Robinson Trio

COUPERIN Five Pieces for Cello and Piano
SCHUMANN Adagio and Allegro in A-flat major
MENDELSSOHN Trio in D minor, Op. 49
BEETHOVEN Cello Sonata in A major
Song of the Birds

J.F.ケネディ大統領就任50周年記念の一環で、カザルスのホワイトハウスでのコンサートトリビュート。

◇The Washington Chorus: The Essential Rachmaninoff: Julian Wachner, conductor, Chard A. Johnson, tenor, Grace Cho, piano, Julian Wachner, piano, The Washington Chorus

Vespers (All-Night Vigil), Opus 37
Symphonic Dances for 2 Pianos, Opus 45

瞑想している気分になります。(寝ないように注意)2台ピアノも聴けてお得な気分でした。

【ストラスモア(メリーランド州ベセスダ)】

◇NHK Symphony Orchestra of Japan with Andre Previn

なんと震災直後にN響が来てくれました。ううう。日本人で埋め尽くされているかと思ったら(というか、そもそもそんなにいないか)アメリカ人ばっかりでした。

 Elgar:  Cello Concerto
 Prokofiev:  Symphony No. 5

Conductor: André Previn, Cello: Daniel Müller-Schott

◇Emanuel Ax, piano

しばらく見ないうちに日本の大企業の事業部長、みたいな風情になってました。奥さん日本人だからかなあ。

  Schubert:  Sonata in A Major, Op. 120
  Chopin:  Polonaise-Fantaisie, Op. 61
  Chopin:  Four Mazurkas
  Chopin:  Andante spianato & Grande Polonaise, Op. 22

◇Marc-Andre Hamelin, piano

 Haydn:  Variations in E Minor, Hob.XVI:34
 Schumann:  Carnaval, Op. 9
 Woppe:  Passacaglia from Four Studies on Basic Rows, Op. 23
 Faure:  Nocturne No. 6, Op. 63
 Liszt:  Reminiscences de Norma, S.394

国立建物博物館

つづきまして国立建物博物館(National Building Museum)。こちらもスミソニアンのひとつです。

ここでは去年から2011年9月まで『LEGO(R) Architecture: Towering Ambition』という、レゴで作った有名な建築物の特別展をやっています。スミソニアンなので博物館自体への入場は無料ですが、この特別展は入場料5ドル。

展示会場は予想よりも小さかったのですが、見たこと、聞いたことのあるビルがたくさん。

左が上海の金茂タワー(Jin Mao Tower)で右がシカゴのトランプタワー(Chicago Trump Tower)。たぶん。

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世界で最も高いブルジュ・ハリーファ(Burj Khalifa)。ドバイにあります。

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幻のセブンサウスディアボーン(7 South Dearborn)@シカゴ(左)と同じくシカゴのシアーズタワー(Sears Tower)(現・ウィリスタワー(Willis Tower))(右)。

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現在、不況のため建設中断中のシカゴ・スパイア(the Chicago Spire)。

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うーん、細かいですね。

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ワシントンDCらしく、ホワイトハウス。

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フランク・ロイド・ライトのフォーリングウォーター。白いところは滝です。

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会場奥には自由にレゴを使って遊んでいいコーナーがあり、お子様(というかむしろご両親)たちが夢中になって組み立てていました。

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ここにも超熱心なお母様が。

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わたくしがお友達と作った作品はこちら。

題して、『オレンジ・タワー』。手前のハンドルを回すと毎日フレッシュなオレンジジュースが出てくる、という趣向です。

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どんな縮尺なんだという突っ込みはなしでお願いします。

お帰りの際のおみやげはホワイトハウス・レゴで☆

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国立肖像画美術館

駐在開始より1年がやっとたちました。「できるだけいろんな人々と話し、見聞を広める」というのがミッションのひとつとなっていることもあり、1年間で、日本では普段知り合えないようないろんな分野の方々とお話をすることができ、一気に世界が広がった気がします。

さて、最近の日記が「写真+1行コメント」的な超手抜きである、というご指摘もあり(それだけ生活が充実している、ということにしておいてください・・・)、少しは長めに文章の入った?記事をアップしたいと思います。

1年いる割にスミソニアンはいまだ回りきれていないのですが、ひそかなお気に入りの美術館として、肖像画美術館(National Portrait Gallery)があります。その名のとおり、肖像画ばかりが集められています。ウォーホルによるマイケル・ジャクソンの絵があった場合、普通はウォーホルが描いたというところが強調されるのに、こちらの美術館ではマイケル・ジャクソンの名前がまず先に書いてあり、下に小さくウォーホル・画と書いてあるのがおもしろいところ。

この肖像画美術館、歴代の大統領コーナーがあります。入り口はもちろんジョージ・ワシントンにトマス・ジェファソン、リンカーン、という初期の大統領の大きな絵が。44人もの歴代大統領のうち、学校の歴史で習うのはごく少数ですから、名前も顔も見たことのないような大統領さんもずらりと並んでいます。

時代とともに、大統領を描写する手法も現代化してきます。わたしのお気に入りはこちらの2点。

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チャック・クロースによるビル・クリントン。

お得意の点描で。近くにいると点にしか見えませんが、遠くから見るとこのとおり。

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ボウリングを楽しむパパブッシュ。遠くから見てもなんとなく誰だかわかっちゃうところにアーティストのレベルの高さが感じられます。

ナショナルギャラリー西館&アフリカンアート美術館

近現代美術の東館ばかりに行っていたナショナルギャラリーですが、本日やっと、メインである西館めぐりをしました。

スタートは、メインフロアのロタンダから。

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ここは、ガーデンコンサートのときに並ぶのでたまに来ます。実は昨日も『Vivaldi Project』というタイトルで、ヴィヴァルディおよび彼の同時代の作曲家の室内楽を演奏するコンサートがあったのですが、いつもよりすごい人気で、この円をぐるっとまわってまだまだ先が見えなくなるまで人が並んでいました。

ガイドさんが説明してくれるツアーもありますが、今回は時間が合わなかったので、オーディオガイドを借りました。ほかの美術館だと有料なことが多いですが、さすがスミソニアンだけあって、常設展の分は無料。ラファエロの描いたマリア様のモデルが男性だったり(当時は女性がモデリングするのが不謹慎だと思われていたから)、木版の両面に絵が描いてあるタイプのものは、普段から飾っておくのではなくて特別の機会に出してきて展示することを想定しているつくりだとか、小ネタが満載で楽しかったです。休日なのに人があんまりいないのもゆったりしてよかった。昔大阪にフェルメール展見に行ったときは人が鈴なりすぎて絵がほとんど見えなかった記憶があるのですが、こちらのフェルメールは余裕でじっくり見られました。

こちらが西館と東館をつなぐカフェテリア。右手は滝です。この名前を取って、カフェの名前も『カスケード(滝)・カフェ』。ここのエスプレッソマシンは壊れていることが多いのですが、運がよければラテを頼みます。なければ普通のコーヒーで。

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ここに来たからには(って、昨日も映画(イタリア映画の『外套』を見ました)とコンサートに来たのですが)西館もチェック。

…と、新しく、西館側にもミュージアムショップができていました。主に企画展のグッズを売っているようです。

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ただいまの企画展は『ヴェニス展』。巨大なゴンドラが人目を引きます。

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おとなりの『ゴーギャン展』は準備中でした。

外に出まして、同じくナショナルギャラリー併設のガーデンミュージアム。ニューヨークよりは規模が小さいですが、こんな風にスケートリンクになってます。

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こちらがお気に入りの一品。立体に作られているのか、ふつうの1枚板なのかいまだにわからないのですが、通り過ぎながら眺めていると、建物の形がどんどんゆがんで見えます(!)

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モール(芝生を植えてある広場)を超えて南にいくと、季節限定らしきメリーゴーランドが出現してました。

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並んで順番を待つ子どもたち&ママたち。寒いけど、楽しそうな歓声。

小さな庭園を抜けて、本日の次の目的地、アフリカンアート美術館へ。こちらもスミソニアンです。こぢんまりしたたたずまい。すぐ見終わっちゃうかな。

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・・・と思いきや、これが地下3階まである広~いつくりでびっくり!中も新しく、展示方法も凝っていて、いい意味で予想を裏切られました。館内は撮影禁止だったので写真がお見せできないのが残念ですが、蛇のようにうねりながら柱に巻きつき、壁に溶け込んで消えていく大木を表現したアート、各種ポップな棺おけ(!象さん型とかNokia携帯型とか)など、なかなか楽しい展示でした。ミュージアムショップも洗練されていてよかったです。アフリカのファブリックで無造作に作られたぞうさんやきりんさん、可愛かったなあ。

この建物、また驚いたのが、地下3階でいろんな他の建物につながっていることです。お隣のサクラーギャラリーや、公園を隔てて位置する円形の案内所への通路があります。道中でも展示会をやっていたりして、スペースを有効活用しています。

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フリーアギャラリーとサックラーギャラリーがつながっているという話は聞いていたのですが、ほかの建物ともこんなに密接につながっているとは知りませんでした。いやいや、何かあったらここに逃げ込めばいいかな、なーんて。

最後に、アフリカンアート美術館でもらってきたパンフレットの写真。スミソニアンの美術館はたくさんあるのでどうしても優先順位は低くなってしまうかと思いますが、少し変わったところを攻めたいという方にはおすすめです。

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Curtain up!

ケネディセンターの会員向けイベントは2つあって、1つはナショナル・シンフォニー・オーケストラのリハーサル見学、そしてもう1つが今回行ってきた『Curtain up!』というイベント。招待状が届いたもの、「舞台裏を見せます」「舞台で(!)レセプションがあります」ということしか書いてなくて、具体的になにをやるのかの情報はまったくなし。ミステリーツアーみたいに当日おどろかそう、ということなのかなと思い、出席してみました。

場所はケネディ・センター内のアイゼンハウアー・シアターです。1Fには東からこのアイゼンハウアー・シアター、オペラハウス、コンサートホールがあるのですが、いつも音楽しか聞きにいってないのでコンサートホールにしか入ったことがなく、アイゼンハウアー・シアターははじめて。今度『蝶々夫人』をやるみたいなので、オペラハウスにも入ってみたいところです。

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非常にいまひとつな写真ですが、ご容赦を。。コンサートはいつもおじいさん・おばあさんの割合が日本に比べて異様に高いのですが、今回は比較的若い人も。

演劇か音楽でもやってくれるのかなと思ったら、中身はトークショーでした。スキンヘッドのお兄さん&おじさんが出てきて、お兄さんが、ナショナル・シンフォニー・オーケストラのアートディレクター、Nigel Boon氏にインタビューをします。ひとつ謎が解けてうれしかったのは、2010/2011年のシーズンはベートーベンやハイドン、モーツァルトなどクラシックの中でも古め(?)の曲が多く、わたしの好きな近現代物があんまりない~、と思っていたのですが、それは、もともと、少し近現代のロシアものなどをやりすぎてしまったら基本に帰って、古典的なレパートリーの演奏を多くしよう、という意思があったそうです。さらに、古典が得意な人…という条件で音楽監督を選び、受けてもらえたのが昨年の秋に就任したのがエッシェンバッハだとか。ってことは来年度もきっと古典路線なんだよね・・・がーん。と思いましたが、まあ、仕方ないか。

トークショーが終わったら、舞台裏の見学。控え室(Green room)を見せてもらいました。壁には往年の演劇のポスターがいっぱい。ここで役者さんたちは出番待ちをしたり着替えをしたりするそうです。ちなみに、Green roomというのは昔からある言葉で、特に壁が緑でなくてもこう呼ぶそうです。

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つづいて舞台上でのレセプション。なんと、ほんとに舞台にそのままテーブルをおいて、飲み物やスナックがふるまわれます。奥行きがかなり広いです。

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舞台上から客席を望む。

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ある意味、「ケネディ・センターの舞台に立った」といえるかも(?)

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下手から。人がおっこちないようにロープが張ってあります。

想像していたのとはちょっと違った会合でしたが、普段なかなか見られないところを見せてもらえたので楽しかったです。リハーサルを見る会も楽しみになってきましたsun

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございますsun

ワシントンDCは午後から雨~、な元旦でしたが、朝は寒くもなく、すっきりしたお天気でした。大晦日から元旦にかけて、わいわい年越し鍋も楽しんで、楽しい年のはじまりでございます。

今年の抱負は、

「きびきびshine

でいこうと思います!いろんな意味で。

あとは、DC2年目に突入しますので、旅行もしたいな。今までは、DC自体がNewだったのでお休みといえばDC探検だったのですが、そこそこ慣れてきたので。(とはいえ、DCの中でも未踏の「行ってみたい場所リスト」は日々長くなっていく一方…。奥が深いです。)

近場ではヴァージニアの温泉とペンシルバニアのスキー、ちょっと遠めではアイスランドの温泉(が、あるらしい)なんて話が出ています。なんだか語感だけでもわくわくしませんか?レイキャビク。きゃーheart04

あとは、本日ナショナル・ギャラリー・オブ・アートのイベントをチェックしていたら、1月~2月と、ヴィスコンティ、デ・シーカをはじめとするイタリア映画巨匠の作品上映会がめじろおし。1940~50年代のネオリアリズモ特集です。『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、『栄光の日々』、『自転車泥棒』、『靴みがき』などの定番も楽しみですが、特に楽しみなのが『ベリッシマ(Bellissima)』。娘を美少女コンテスト出そうと必死になるお母さんを題材にしたヴィスコンティ唯一のコメディ、という『リトル・ミス・サンシャイン』をほうふつとさせるストーリーというだけでもそそりますが、副監督がゼフィレッリ。どれだけきれいな影像なんだろう!と今からわくわくしていますnotes寒いDCの週末はシネマ通いになりそう☆

初映画はうさぎ年にちなんで、『Bunny O'Hare』という1971年の映画にしようかなと思ったのですが、デ・シーカの情報をインプットされてしまったのでここはやっぱり『ひまわり』でしょう!ということで、今からH Martで仕入れてきた梅酒を飲みながら、美しい影像と音楽に泣く予定。

そして、こちらは三が日とか関係ないので、ふつーに3日から仕事でございます…。ジャカルタでは2日からふつーに働いていたので、長年かけて進化したというべきか。

ではでは、みなさま今年もよろしくお願いいたしますheart02

DC APAフィルムフェスティバル

先週から凝りもせず、DC APA(DC Asian Pacific American)フィルムフェスティバルのボランティアをしてましたー。E Street CinemaでのTシャツ販促と、Freer Galleryでのちけもぎ。Freer Galleryはスミソニアンのひとつなので、図らずも「スミソニアンでボランティアをする」という野望が達成されました。(後から気づいたんだけど)

さて、一番おもしろかったのは『Macho Like Me』。韓国系の女性のワンマンショー、もとい、ワン・ウーマン・ショーです。単に見るだけの映画ではなくて、監督かつ女優のHelie Lee氏のライブパフォーマンス入り。のりかちゃんの元旦那(名前が出てこない)がやってたみたいな感じで、画面中のお父さん&お母さんとインタラクティブにやり取りをしたりします。

主人公のHeile Leeさんは韓国生まれのアメリカ人。北朝鮮に残された叔父さんの脱北を助けた体験を記した本で有名になり、オプラのショーで取り上げられたりしたのに、典型的な韓国人のお父さんとお母さんの願いはただひとつ、「結婚」。曰く、彼女のステータスは、「なんにも成し遂げてないけど、とりあえず22歳で婚約したいとこ」のステータスより低い。お父さんとお母さんがさんまちゃんのからくりビデオレターみたいな感じで登場して、

父 「そんな活動ばっかりしてないで早く結婚しなさい」

母 「そうそう、そのとおり」

父 「年はとっても若くはならないからなあ」

母 「そうそう、そのとおり」

でも、アジアの男性優位の価値観に納得がいかない彼女は、ふと「男性として生活してみよう」ということを思いつきます。彼女は若いころは白石美穂をちょっとクールにしたような感じであったであろう美貌の持ち主ですが、ぱったりとお化粧をやめ、長い巻紙をばっさりと切り、ジムに行って体をムキムキに鍛え、今までのデコラティブなアパートから別の殺風景なアパートに引越しまでして「25歳のハリー」としての生活をはじめます。ちなみに、ハリーという名前にした理由は、「どっちにしろ、両親は『Helie』という名前を正しく発音できた試しがないから、似てればなんでもよかった」。

晴れてすっかり男になった気分だったのに、男友達には「動きがくねくねしすぎ。表情が豊かすぎ」と指摘され、「顔や手をそんなに動かすな」と演技指導?されたり、女性であることを明かさずにバスケの試合に入れてもらったらへたくそなあまり「なんだこいつ?」と言われてボールをぶつけられて傷ついたり。

色々と考えさせられる映画でしたが、6ヵ月後、彼女の動きがかなり本格的に男性っぽくなってきたのが印象的でした。苦悩する表情には一種の渋さまで感じられ。ボーヴォワールは正しかった。女性らしさだけでなく男性らしさも社会的、後天的に作られるのかも。

彼女があくまでライブで展開したいそうで、DVD化の予定はないそうですが、観客大爆笑でめちゃくちゃおもしろいショーでした。

あとは、韓国からの養子がテーマの映画2本と、北米で暮らす広島・長崎での被爆体験者のインタビューをつづったドキュメンタリー『ヒロシマ・ナガサキ・ダウンロード』を見ました。重かったけど、よかった。友達に「見にきてね」と言われたので行ったら、彼、出演してました。普通にサラリーマンしてるのにすごいなあー。わたしもがんばろっと。。

ナショナルギャラリーもコンサートシーズン開始

って、カタカナばっかりのタイトルになっちゃいましたが…。

ケネディセンターに引き続き、National Gallery of Artのコンサートシリーズも秋になり開幕です。昨シーズンのラストにも行ったことだし、今シーズンの初回も行かねばdashと思い、行ってきました。

前回に引き続き、スペイン大使館共催のピアノリサイタルです。ピアニストはCarlos Cesar Rodriguezというお方。そしてNational Gallery of Artでのコンサートは通算2,739回目とのこと(!)気が遠くなりそう…。

いつものとおり、西館のガーデンコートでの開催でした。

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たいへんガーデンです。木でピアノ見えない・・・sweat01

前回はふつうのピアノリサイタルだったのですが、今回は、フランス語での朗読つきのおフランス風の曲ではじまりました。あれ?スパニッシュじゃないの…?と思ってたら、ちゃんと説明が。なんでも、フランスの印象派に影響されたベネズエラ人による作品だそうです。その後も、National Gallery of Artの絵をスライドで写しながら、詩を朗読しながらの演奏だったりと、とっても総合芸術な感じでした。たまには気分が違っていいですね。フランス語はさっぱりわかりませんでしたがcoldsweats01

あとはアルベニス風本格スパニッシュあり、ナザレー風ブラジリアン作品あり、バーンスタインアレンジのコープランド「El salon Mexico」あり、ピアニスト氏の即興演奏ありと、ころころ変わる作風で楽しませていただきました。

唯一残念だったのが、プログラムの文字が長すぎて、インターミッション以降のプログラムがページをめくった次に記載されていたためか、インターミッション時に人がいっぱい帰ってしまったこと。きっと、前半でプログラムが終了したと思っちゃう人続出だったんだと思います。。だって、演奏うけてたし、拍手もわんさかだったし。…もったいない。珍しい曲がいっぱいで、いいプログラムだったのになあ。

◇プログラムメモ

Pianist Carlos Cesar Rodriguez

Reynaldo Hahn (1874-1947)
Lune
From Au claire de la lune, conte en musique (1891)
Jean-Antoine Watteau
From Portraits de peintres, after poems by Marcel Proust (1894)
Etude no.1 in A-flat Major
From Deux etudes pour le piano (1927)

Silvestre Revueltas (1899-1940)
Allegro, for Piano (1939)

Carlos Chavez (1899-1978)
Two Preludes from Diez preludios (1937)
  No.1 Andantino espressivo
  No.2 Allegro

Aurelion dela Vega (b. 1925)
The Magic Labyrinth (1975)

Manuel Ponce (1882-1948)
Balada mexicana (1923)

Manuel Sosa (b. 1967)
Geometria, I
  Espacioso - agitado
  Intimo
  Fantasioso

Aaron Copland (1900-1990)
El salon Mexico (1932-1936)
Arranged for piano by Leonard Bernstein

Mozart Camargo Guarnieri (1907-1993)
Dansa negra
Improvisacion sobre "Joropo" y "Alma Llanera"
(Improvisations by Carlos Cesar Rodrigues on themes by Moises Moleiro and Pedro Elias Gutierrez)

第9@ケネディ・センター

10月もはじまったばかりですが、苦悩をつきぬけ歓喜に至ってきました!

そう、日本じゃないので年末じゃなくても第9やってるの。日本人的には年末・お正月気分になっちゃうんだけどeye

というわけで、いつものケネディセンターです。

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ケネディー像。アメリカではこのじゃがいもっぽい皮膚感がハンサムらしい。

今日は20時はじまりだったので、会社からとことこ歩いていきました。

エッシェンバッハ氏の趣味なのか、今期はベートーベン率が高いです。個人的にはラフマニノフとかプロコフィエフなどのロシア系が好みなので、いまひとつぴんとくるプログラムがあんまりないのですが、いっこぐらいベートーベンの行ってもいいかな、というつもりで行ってみました。

今回は初の4階のサイド席をトライ。

なんと!ひとりずつ前を向いて着席します。

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コンサートと電車に乗ってる感を同時に楽しめてお得!(?)

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ガラコンサートのときだけかと思ってたら、今回もアメリカ国歌斉唱がありました。これっていつもだっけ…?いい曲だし、歌詞覚えたいなあ。

前半は無調のソプラノつき超現代音楽でした。エッシェンバッハ氏のウェルカムスピーチの後、作曲者のマティアス・ピンチャー氏登場。エッシェンバッハ氏の「いやー、こんな難しい曲、どうやって作曲するの?」という脱力系質問に対し「うーん、いろいろ回答方法はあるけど…正直、わかりません」とピンチャー氏。ふたりともドイツ語なまりがかわいい。

後半はお待ちかね第9。合唱隊もかなりの人数で、数えてたら160人以上いました。オケもあわせたら少なく見積もっても200人以上が舞台に。

実は今週、シカゴ響を聴いてきてしまったのであまりの彼らのうまさにナショナルシンフォニーオーケストラの演奏がかすんでしまったのですが(ごめんDC)、やっぱり歌が入ると大迫力でした。ソロの4人もよかった。

そうそう、ケネディセンターの会員権、アップグレードしたのでさっそくラウンジ使ってみました。質素で上品なお部屋でスタバのコーヒー、タゾティーやレモネードに、クッキーなどが出ます。コンサート開始前に行ったらあんまり人がいなかったけど、インターミッション時にはたくさんの人でぎっしり。95%くらい白人でしたー。やっぱりクラシックって白人文化なのかなあ。アメリカだからもっといろんな人が楽しんでるのかと思ってた。

◇プログラムメモ

PINTSCHER - Herodiade - Fragmente

BEETHOVEN - Symphony No.9   

Christoph Eschenbach , conductor
Marisol Montalvo , soprano
Yvonne Naef , mezzo-soprano
Nikolai Schukoff , tenor
John Relyea , bass-baritone
The Choral Arts Society of Washington
Norman Scribner , artistic director

ケネディセンター初日ガラコンサート☆

もう9月!コンサートやオペラ、バレエの季節ですねmapleということでケネディセンターで行われたNSO(ナショナル・シンフォニー・オーケストラ)シーズン開始のガラコンサートに行ってきました。

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こちらは、6月のはじめにチケット購入したのですが、その後早々にSold out。なんてったってレネ・フレミングにラン・ランですからね!!2010-2011シーズンからの音楽監督クリストフ・エッシェンバッハのお披露目も兼ねてます。

いつものケネディセンターといったら、観光客も多いし着飾ってるとかえって浮くような感じなのですが、昨日は180度違いました。女性は裾が床に広がる豪華なドレスに巻髪、男性もタキシードにブラックタイでびしっと盛装した方がわんさかいて、ちょっとした上流社会の社交場みたいになってました。というか、事実そうなんだろうなあ。招待されたりとかして、社交目的で来る人が多そうです。わたしはいつものノリで普通の格好+αくらい(ひらひらブラウスにパンツ)で行ったのですが、せめてワンピースくらい着ていけばよかった!

演目はシュトラウス祭り風でニューイヤーコンサート意識してるのかなって感じでした。「こうもり」の前奏曲の後にレネ様登場。鮮やかなグリーンのロングドレス…、が、コンマスの女性とかぶってます!!おいおい。あ、書いてませんでしたがいつもは黒装束で決めている女性演奏者、色とりどりのドレスを着ていてとってもきれいでした!レネ様、「4つの最後の歌」を熱唱。今回は席がいちばん後ろで、いつもの音が直接耳にがつんと飛び込んでくる感じが味わえなくて残念でした。

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ちょっと遠かった。

インターミッションで外に出たら、なんとシャンパンとスナックがふるまわれているではありませんか!うわー、初めてだ~☆きりりとした辛口で、おいしかった。ほろよいモード。一緒に行った3人も全員お酒よわよわで(めずらしい!)、後半戦起きてられるか不安に。

後半は「皇帝演舞曲」を経て(ウィンナワルツの前のめりリズムが再現されてなくて残念)、ランラン登場、リストのピアノ協奏曲へ。鳥肌立ちました!ここにきて「うーん、来てよかった」と実感。この曲はほかの協奏曲と比べてもソロパートが多い(ような気がする)ので、ピアノ好きにはいいセレクションでしたね~。もう、全編ソロでもいい…coldsweats01特にまろやかな弱音が絶妙で、うっとりしてしまいました。リサイタル行ってみたいなあ。でもベルリン在住かあ。うーん、もっと聴きたい!

と思ってたら、コンサート終了後、サプライズが。アンコールはあるだろうとは思ってたのですが、イスがもう1つ運び込まれてきて、なんと指揮者のエッシェンバッハ氏との連弾!ドビュッシーの小組曲でした。1曲目は「小舟にて」でエッシェンバッハ氏がプリモ、2曲目は「バレエ」でランラン氏がプリモ。「バレエ」はユーモラスな曲で、観客の笑いを誘ってました。エッシェンバッハ氏はもともとピアニストで鳴らしたそうで、2人して素晴らしかったです。ランランのリサイタルではまず見られない組み合わせなので、やっぱりガラでよかった^^

その後、前半でもアンコールしてくれたレネ様がブラックのシフォンロングドレスにお召し換えをして再登場。ピアノ伴奏・エッシェンバッハ氏。その間、ランラン氏はオケメンバと一緒に舞台の空いてるイスに腰掛けて、組んだ足をぶらぶらさせながら鑑賞。とっても楽しい雰囲気でした。このあと、レネ様×ランラン氏で1曲やってくれないかな~、と思ってたのですが、さすがにそこまではなかった。

でも、お祭り気分が十分味わえて、スペシャルサプライズもいっぱい、大満足のイベントでした。次回も来ようっと。ドレス買って。

ちなみにこのたび、ケネディセンターの会員権をエントリレベルの「Sustainer」からいっこ上の「Contributor」にアップグレードしてしまいました☆ずっと迷ってたんだけど、「Contributor」になると、オケのリハーサルのチケット2枚と劇場招待のチケット2枚、それに、開演前からインターミッション時まで開いてるラウンジに入れるのです。楽しみ~☆

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◇プログラムメモ

Christoph Eschenbach, conductor
Renee Fleming , soprano
Lang Lang , piano

STRAUSS JR. - Overture to Die Fledermaus
STRAUSS - Four Last Songs 
STRAUSS JR. - Emperor Waltzes
LISZT - Piano Concerto No. 1