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先日、2回目のチャレンジで入場権を入手し、アメリカ海軍天文台(US Naval Observatory)の見学に行ってきました。ここ数日は最高気温20度近くと、お昼はコートを着ていると暑いくらいのDCですが、この日はなぜか耳もちぎれんばかりの極寒でした。
DCの北西に位置するアメリカ海軍天文台前に20時半集合。申し込み時にはアメリカ市民かどうかのチェックもあります。セキュリティチェックはそれなりに厳重。
びっくりしたのが、子どもの参加者が結構多かったこと。3~4歳のちびちゃんがあちこちに。かわいい・・・けど、これ見てわかるのかなあ。参加者は全員で50人くらい。人数が多いので、2つのチームに分かれて見学します。天文台は、ひろーい敷地内5分くらい歩いていかないといけないので、ランタンを持った係員の人についてみんなぞろぞろと歩きます。「みなさん、ついてきてますかー?」の問いかけに、パパに抱っこされた3つくらいの男の子が「はーい!」。毎回、問いかけに答えてるのが彼だけで、周囲を和ませていました。
さて、天文台。いきなり登場です。じゃじゃーん。
別の係員の人が説明してくれます。今日は木星を2ショット見せてくれるらしい。
星空に向かってまっすぐ伸びた望遠鏡。気合のはいったたたずまい。
床は市松模様です。
順番待ちでくつろぐみなさん。
正確な年代は忘れましたが、この天文台、100年位前に建設されて、リノベーションを加えながらも大枠は昔のまま、とのこと。100年前でこれ、すごいですねー
1ショット目は引き気味に、木星の両側に2つの小さい星が見える構図、2ショット目はもう少し木星にフォーカスした構図。残念ながら赤い斑点は見えませんでした。
おつぎは、係員の人が「わたしがDCで一番好きな場所です」として案内してくれた、図書館。
美術館と見まごうばかりの豪華さ
横ショット。すてきー
もちろん本もぎっしりです。
らせん階段も素敵。(見えるかな?)
古い海洋学の文献について講義してくれる係員の方。
これ、一見普通の本ですが、なんと15世紀の本(もちろんレプリカではなく本物)だそうですよ!500年も残ってるなんてすごいな~。。
もっと見ていたかったけど、図書館見学終了。ちなみにこちらはカウンター。
中に入って、働きたい。
「もうひとチームが見学終わるまで待ってて」と外に出されたので待ちます。おーさむ。
待ってる間、入り口をぱちり。雰囲気あります。
終わったのは22時過ぎ、と1時間半のツアーでしたが、貴重な資料をいろいろ見ることができて大満足でした。1ヵ月半~2ヶ月くらい(できればそれより前)に申し込まないといけないのですが、見る価値アリだと思います。
天文台の外の夜景。この辺は大使館街で非常に緑豊かなところです。
お月様がきれいでした
昨晩のあらびき団風もよおしもの@DCのカフェも相変わらず濃かった。なんだか夏よりも一気に人が増えていて、立ち見が出る盛況ぶりでした!アートの秋だからでしょうか
めっさ混んでます。これでは感じられないかもしれませんが、なんというか、渋谷にいそうなヴィンセント・ギャロ系の若者とかいてなんともオフビートでかっこいいんですわ。人観察も楽しみのうち
おもちゃの木琴&ソロ歌唱で聴衆を魅せるブルーアフロ女子。ローテンションに歌い上げます。観客も脱力気味に「うー」とか「あー」とかの合いの手を。有名な曲だったんだろうか。
隣に座ったツイードのジャケットを着た品のよい紳士と話していたら、「僕はサイコロジストで、今日は弟子が催眠術ショーをするんだよ」と。わーお。なんでもありだなこの会。。なんでも、トラウマ治療等の通常の診療でよく使うそうです。「日本でも催眠術、使う?」と聞かれたけどそんなの知らない。。使うのかなあ。「たぶん」とだけ回答。
さて、弟子氏登場。催眠術をかけますよ。水色の服を着た人です。
観客もやっていいとのことだったので、「脚に手を置いて~、目をつぶって息を吸って吐く~」という指示に従ってやってみたのだけれど、今日はかかりそうになかったので途中でやめて観察に徹します。
いともわかりやすく催眠術にかかる人たち。
真ん中の緑のシャツの人、頭落ちちゃってます。
催眠術がかかった状態で、おもしろいことをいくつか。「右手を上げて~、こぶしをぐっと握って、ひじからまげようと思っても曲がらない~」と言うと、ほんとうにみんな曲がらない。これは全員成功。
次に、「今から、『5』という数字を忘れますよ~。4の次は6、6の前は4。。」と暗示をかけていくと、目を覚まさせた状態で「7引く2は?」と聞いても「4」。もうひとりに聞いても「4」。おーすごい、と思ったら、こちらにかかったのは5人中2人で、のこりの3人は「5」ってふつうに回答してました。こっちのほうが難しいのかな。
そして、トリはかわいこちゃんによる自作の本の朗読。
20歳ちょっとかなあ。「ドイツにいってシャンプーを買おうとしたら日曜でお店が全部閉まってた話」や、「エコシャワーというボタン式のシャワーを使ってみたら6秒ごとにお湯が止まってしまってびっくりした話」など。うーん、みずみずしい&かわいい!朗読が終わると、彼氏らしきアジア系の男子がめっちゃ拍手してて、ほほえましかったです。
あとは、自分の番になってからのんびり調弦をはじめるおじさんによるバンジョーとか、正統派アコーディオンとか。アコーディオン、やっぱいいなあ。血が騒ぎます。習いたい!と思って調べたらワシントン・メトロポリタンアコーディオン・ソサエティなるものがあってよろこんだのもつかのま、メンバはじいさんばかりであった。写真が「マーヴの90歳のお誕生日!」とかそんなんばっかりで。え。ちょっと早いかなあという感じでした。わたし、ヘルパーになっちゃいそうだし。でももう少し若年層中心の会がないか探してみようと思います。この土地にも慣れてきたので、カメラか音楽か(あるいは両方!)習いたいと思ってたの。そして、このショーに出る!楽しみー
グルメかと言われれば首をかしげざるを得ない街、DCですが、駐在半年を経過しましたので、レストランデータベースがそれなりに蓄積されてきました。
これがすべてではないのは確実なのですが、とりあえず、Gooleマップ上にプロットしてみたものをご紹介します。
こちらでーす!
より大きな地図で Restaurants in DC を表示
なーんて、個別のお店の紹介があるといいんですよね。
というわけで、DC名物のひとつ、エチオピア料理のお店をご紹介します。『Etete』というUストリート(あんまり治安はよろしくありません)のエチオピアン料理街にあるお店です。東京は中目黒にも『クィーン・シーバ』(シバの女王)というエチオピア料理やさんがありますが、さすがはエチオピアからの移民が多く、エチオピア街まであるDC、お料理はDCのほうが断然美味しかったです
エチオピア料理といえば、クレープ状の「インジェラ」という主食に、お肉やお魚、野菜などをくるんで食べます。で、まるめてサーブされるインジェラがおしぼりにほんとうにそっくり。・・・。
おもわず手ふいちゃいそう。
そしてこちらがインジェラの上にのって供されるお肉とお野菜。
こってり、濃厚な味付けで美味しいです
写真は撮り忘れましたが、「ハニーワイン」なる、はちみつとホップからできたアルコールもあります。はちみつドリンクみたいな色ですが、ホップが原料だけに、飲むと炭酸なしビール?みたいな味もします。甘いです。
お店の概観はこんな感じ。
入店前に撮ったので、周りが明るいです。
まわりには同じくエチオピアン料理屋さんやエチオピア雑貨・レコード店などがずらり。
ちなみに2回行ったのですが、2回ともデザートを食べそこね(1回目は「デザートオール売り切れ」、2回目は満腹につきデザートが入る余地なし)、エチオピアンコーヒーで締めました。エスプレッソみたいに小さいカップでぐいっと飲みます。
見た目の楽しさといい、お店の雰囲気といい、ウェイトレスさんのサービスといい、音楽といい(たまたま、コブシの聞いた演歌調のエチオピアンミュージックが流れていて、すごくよかった)、もちろんお食事といい、とってもいいです!またお友達連れて行くと思います。
このお店、平日も午前2時ごろまであいているのですが、あんまり治安のよろしい地域ではないためか、22時前には私たち以外のお客さんはざーっと帰ってしまいました。帰りはぜひぜひタクシーで
お友達訪問により、あらためてDCの観光地を見直すきっかけがありました。お友達が「行きたい」といった場所が、わたしの守備範囲外で、ちょー新鮮。わたくし、観光スポット知らなさすぎ。
◇ Old Post Office
まったくのマーク外で存在すら知りませんでした!時計台のついた、DCにしては珍しいタワー型の建物で、文字通り昔の郵便局だったとのこと。今はフードコートやおみやげショップが並ぶ観光スポットとなっています。おそろいのプルオーバーを着た修学旅行風集団もいました。ハイライトは、古くて怖いエレベーター。ゴンドラを吊っているロープがぷるぷる見えるのが怖さをあおります。
おーこわい。
エレベータを乗り換えて、展望台に行くと、こんな景色が見えます。
独立記念塔を望む。
ちなみに、独立記念塔にはまだのぼってません・・・
こちらが国会議事堂。
上から見たのはじめて。
◇ レンウィック・ギャラリー
ホワイトハウスの近くにある東洋美術専門の別館。スミソニアンの一部です。小さいし、見所もあんまりないので今回はスルーしようと思ってたんだけど、日本文化を紹介するその名も「BUNKASAI」なるイベントをやっていたので、吸い込まれるように入館。
洋画が飾られるお部屋に着物をバックにした舞台が設置されるというシュールなシチュエーション。
うれしいことに4種類のお酒をテイスティングできる利き酒イベントをやっていて、クリアな日本酒2種、にごり1種、梅酒1種を楽しみました。お昼もワイン飲んだのにさらにいい感じに。あとは、着物の展示、お習字、折り紙教室など。
ステージではちょうど日舞のパフォーマンスが。日舞は昔少しやっていたのでちょっとわかるのだ。ふふふ。黄色い着物を着たアメリカン女子が一番うまかったという意見で一致。
◇ Old Stone House
ジョージタウンにある石造りの家。小さいのに3階建てです!素朴な感じ。いわれなければ通り過ぎてしまうような、ほんとうに小さな家です。お庭も案内してくれるみたい。
◇ Paper Source
これは観光スポットではないですが、かわいいものレスなDCで、めずらしくわたしのスイッチが入ったお店です。紙やさん?というカテゴリーでいいのかわからないけど、ペーパークラフト、カレンダー、包装紙、などなど紙と紙にまつわるグッズでいっぱいのたいへんラブリーなお店でした
この雪の結晶を自作したいので撮影。きれい!
うまくできたら写真アップします
レストラン編へ続く。
日本から1週間お友達が来てました。楽しかった!しかし、お友達到着日翌日から出張で帰宅せず・・・、というあんまりな待遇だったので反省。そのかわり、週末はいっぱい遊びました。
日曜日にふぃりー(フィラデルフィアの愛称)に行きました。そう、あのクリームチーズで有名なクラフト社がある、あのふぃりーです。日本を発つころ、女子が一所懸命「フィリーって、呼んでね」と語りかけるフィラデルフィアクリームチーズのCMがありましたが、この呼称は定着したのでしょうか。
ふぃりーは、DC⇔NYバス路線の途中にあります。片道3時間の予定がすごくすいていて、2時間半くらいで到着。お昼前に街中へ。「Reading Terminal Market」にてブランチ。
Reading Terminal Marketはデパ地下のような感じで、小さなお店がひしめき合っています。とりあえず、人が行列していた「Down Home Diner」に並んでみます。ジュークボックスがあって、木のボックスシートにカウンター、と古きよきアメリカなイメージ。
フィラデルフィア名物「チーズステーキ」(細切れ肉とたまねぎにチーズをからめたものをホットドッグ状にはさんだもの)を食べてみたかったんだけど、メニューになかったので、「チーズステーキスクランブルエッグ」とバターミルクパンケーキを注文。飲み物は「200マイル底なしコーヒー」。要は、おかわり自由のふつうのコーヒーですね
絵的にはあれですが、おいしかったです!つけあわせはフレンチフライと甘く煮たりんご
おなかいっぱいになったので、腹ごなしがてらにリバティ・ベル見学へ。
割れてます!アメリカの独立の象徴だそうで…。近くのおみやげショップにもインディペンデンスを高らかにうたうグッズが目白押しでおいてありました。修学旅行風の集団もあり。アメリカ人にはぐっとくるものがあるんだろうなー。
おつぎは今回のメインイベント、フィラデルフィア美術館訪問ですきゃー。
この階段は、ロッキーで使われたそうです。向かって右手にあるロッキー像の前でガッツポーズを撮って写真を撮る人続出だったのでわたしたちも撮ってしまいました。いえーい。近くにいた、ボクサートレーナー風のおじさんが撮ってくれました。
フィラデルフィア美術館はアメリカ5大美術館に入るそうで、期待が高まります♪
古典より近現代ものが好きなので、コンテンポラリーアートの企画展へ。Michelangelo Pistoletto氏というはじめて聞くアーティストでしたが、白黒反転映画、鏡に紙をはりつけて描いた絵、れんがを布でくるんだものの集合、点の集合で描いた人体のシルエット、などなどかなりおもしろかったです。
鏡が好きみたい。
常設展もさすがの充実で、美術の教科書に載ってるような絵がふつうに(廊下とか)にばんばん置いてあって、さすがの貫禄でした。あっという間の3時間。最後にミュージアムショップで赤い板を組み合わせてでできたトナカイを購入して大満足でした。命名:フィリーちゃん。
外に出ると、ちょうどいい感じで黄昏どき。微妙に夕焼けになってて、すごくきれいでした!DCみたいに建物の高さ制限がないせいか、高層ビルも適度にあって、新鮮。ミニシカゴ、といった風情でした。
階段ではなぜか2人のラッパーが自作ビデオ撮影でした。お友達は「リアルYO!YO!」がみれた!」と大よろこび。
日曜だからなのかダウンタウンはあんまり人がいなくて、クローズしているお店も多かった。頼みの綱のダンキンドーナツは開いてたので(でも18時で閉店)、すがるように入ってアメリカンドッグ味のドーナツボール3つとふつうのドーナツを食べる。
バスターミナルでは、念願の(ホットドッグ状の)チーズステーキを売ってる屋台があったので迷わず購入。「さっき食べたのに…」と半ばあきれられながらも完食。やっぱり名物は食べたいので。。バスで寝てたらすぐDCに到着。
DCに来てから、DCにはまっていたので(今もはまってますが)あんまり旅行欲がなかったんだけど、もう来てから半年になるので、そろそろほかのところに旅行にいってもいいかな~という気になってきています。
グランドキャニオンとかの基本的なところにも行ったことないし。アメリカ国内もいいけど、地の利を生かしてまだ見ぬ南米やアフリカもいってみたいです。あと北欧も。ってアジア以外ほとんどでは…。という気もしますが。
日本にいるときより休みが取りにくい環境にあるのであんまり遠出はできないかもしれないけど、機会をみつけて遊びにいくぞー。
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