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2010年8月

走る

先週、ジョギングクラブに入りました。まだ1回しか走ってないけど。。

こちらの会は、アルバニアンな方々がアルバニアではじめたゆる~いサークルで、DCはブランチ的位置づけです。こっちはなぜか上半身裸で走ってる男子がいっぱいいるんですが、そんなホワイトガイズとお知り合いになれるとは思ってなかった。

コースは、ケネディセンターの前あたり→ポトマック川を右手に見ながら東に→ヴァージニア州まで橋を渡って、

あちらがヴァージニア。突然日が暮れるので、あんまり夕焼けとか、ないです。

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ヴァージニアについたらDC側に180度方向転換

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遠くに独立記念塔。

近くなりました。うっすらライトアップ。

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ぐるっと独立記念塔を回ったらまた西へ。

暗闇に浮かび上がるリンカーン記念堂。

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いまだ、リンカーン氏像、おがんでません…。いついくんだろう。

そしてやっぱり、唐突感のある日の落ちっぷりで、周囲真っ暗。

もうちょっと暮れなずんでくれたりすると雰囲気でるんだけどなー。

今日も参加する予定だったんだけど、ナショナルギャラリーでエネルギーを使い果たし、走れる雰囲気でもなかったので、家まで歩くことで代替。歩きましたー5.5マイル!9キロ弱ですね。足がいたいーパンツも貸してもらってるし、靴&パンツ早く調達しないと

『A Gentleman of Paris』(1927年、アメリカ)

映画2連続投稿です。

『マチステの地獄征伐』が相当面白かったのと、はじめから最後までずーっとピアノ伴奏つきの「シネ・コンサート」形式がいたく気に入ったので、またナショナルギャラリーまでいきました。土日連続…。今回は『A Gentleman in Paris』です!(邦題不明)

監督がチャップリンのアシスタントをしていただけあって、『マチステ』のように大爆笑!ではないけれど、クスクス笑える軽いコメディです。リッチでおしゃれでギャンブル好きのマーキス氏。(ちなみに俳優さん、50歳すぎくらいかと思ってたら37歳でびっくりした)ガールフレンドをとっかえひっかえ遊んでいると、フィアンセとその父・将官が登場。将官にまっとうになるようにと釘をさされ、過去を清算しようとしていると、ガールフレンドのひとりがマーキス氏の従者の妻だったことが判明し…。というストーリーです。まあ、従者がリベンジを図ろうとするのですが、そこはコメディ、ほのぼの、安心して見られます。

ピアノは前回のおどろおどろしい曲とは違って、ワルツありラグタイムありで軽快でした。そのせいかどうかはわかりませんが、今回はスタンディングオベーションはなかった。前回がすごすぎたかな。

左がピアノ氏。近所の大学の音楽の先生だそうです。

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そうそう、今回、前回の謎が判明しました!「スコアはあるのか即興なのか」を聞きたくて、終演後、ピアノ氏を囲んでできた列に並んでたら、目の前のおじさんがまったく同じ質問してた。答えは、「スコアあり」だそうです!でもピアノ氏、譜面を広げてはいたものの、譜めくり担当もつけずにスクリーン見ながらずっと弾いてました。やっぱりすごい。

夏のシネコンサートシリーズは今回で最後。またやってくれないかなー。もっと見てみたい!!

『毛沢東のバレエダンサー』(2009年、オーストラリア)

というわけで、朝10時から『毛沢東のバレーダンサー』(Mao's Last Dancer)をみにいきました。メリーランドのベセスダまで。ここは家族連れの日本人がよく住んでいる高級住宅街なのですが、やっぱり都心からちょっと遠いかな…。

昨日の晩なんとなくお友達と「これでも見てみるか」というノリで決めた映画だったのですが、うーん、あたりでした!ル・シネマあたりで上映したらヒットしそう。

お話は、中国は山東省の田舎で育った普通の少年が国営の芸術院にバレエダンサーとして選ばれ(といっても担任の先生が「あの子どう?」といっただけ)、北京での厳しい訓練の末、アメリカに渡り、アメリカンな恋人もでき、バレエも順調、そんなとき、「若すぎて資本主義にかぶれるかもしれないから」という理由で国に連れ戻されそうに。さーてどうなる…?という展開です。

これが実話に基づいていている上、主役のリー・クンシンを演じたダンサーは、現在イギリスで活躍する本物のプリンシパルだそうです。なので、踊りも本人がやってます!

本物のダンサーが主人公を演じているだけあって、バレエシーンもふんだん。映画を見ながらにして、本格的なバレエがばんばん見られます。なんか得した気分。

北京時代の創作ダンス、「革命バレエ」もよかったけど、『春の祭典』のバレエシーンは良かったなあ。あらためてこれってバレエ曲だったんだ。。と気づかされました。舞台で見たいよう。ニューヨークいかなきゃ。

で、お昼はレバニーズ。

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こっちではやたらとホンムス売ってます。左列の上と真ん中。ひよこまめのペーストなのですが、左上がスモーキーかつヨーグルトが混ざっているような感じで、左中はシンプルにオリーブオイルがちょっとかけてありました。見た目よりずいぶん量があって、おなかいっぱい。

ナショナルギャラリーではついに、近現代アート収蔵の東館、見終わりました…!苦節訪問5回。あ、でも正確に言うと、時間限定で開いているマチスの絵は空いてる時間に行けたためしがないので、進捗95%、といったところです。先は長い。

朝映画

朝イチで『毛沢東のバレエダンサー』を見にいきます!ポップコーン持参で。。バターの効いた「シアターバージョン」。

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レンジでポップさせたあとの写真は撮りそびれましたがかなりおいしい☆

あとはナショナルギャラリーでムンク展みて、お茶して、走って、飲み会です。

日本のラムネ

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そしてキティちゃんペッツ。

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マイメロもいます。

雷雨前

雷雨前の、異様な雰囲気の空。

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ちょっと前まではこんな空+熱気→夕方にスコール、という日が続いてました。こっちの雷雨、ハンパじゃないです。ここは東南アジアか!?というくらい激しいです。

携帯にはDCやメリーランド州の政府から「命を脅かす危険性のある雷雨発生」なんていうおどろおどろしいメッセージが入ってくるし、実際、嵐が過ぎ去った後、街路樹の枝という枝がぼろぼろになって道路にちらばっています。大木が倒れていることもありますよ。…というか、先日は会社の女子の家に公園の木が倒れてきてたし。ワイルドです。

断水や停電も頻繁にあります。幸いにして、うちはまだあったことがないですが、DCからごくごく近いメリーランドやヴァージニア地域ではしょっちゅう。

アメリカのインフラ、意外とよわよわなのでした…。

雷雨がすごすぎるだけなのかもしれないけど

『マチステの地獄征伐』(1925、イタリア)

週末、ものすごい映画をみました。

その名も『マチステの地獄征伐』(Maciste in Hell/Maciste all'Inferno)。1925年(!)のイタリア映画です。当然、TSUTAYAにも、netflixにもありません。古すぎて。

1925年っていったら、日本ではやっと普通選挙がはじまった頃ですよ!そんな大昔にできた映画はさすがにスルーするところでしたが、これが、「無声映画+ピアノ生演奏つき」だったのです

「はずれたらどうしよう」と若干不安だったのですが、冒頭から終わりまで荒唐無稽な展開で「どうなる!どうなる!」と食い入るように見ていて、あっという間の90分でした。

ストーリーは古典的で、イタリア人なのになぜかイギリスで平和に暮らすちょっと荒っぽいけど気のいいマッチョ、マチステが、悪魔の使途に地獄に連れて行かれ、ばっさばっさと悪魔集団をやっつけて、無事地上に戻るという展開です。でもね、影像がまたシュールで凝ってて最高なのです。白黒映画なのに、地上は黄色がかった画面、地獄は赤、その他青い画面もあってとっても幻想的。当時の特撮技術を駆使して、巨人も、ねんど風ドラゴンも(空を飛びます!)、悪魔をいりこのようにわしわし食べる大悪魔もでてきます。悪魔の特殊メイクも本格的でひげもじゃにしっぽにU字型のやり。ダンテの世界がそのまま影像になったような感じです。あと、悪魔がにらみを効かせるとバラがみるみる枯れて花びらが床に落ちるし(昔のモービル石油の宣伝はぜったいこれをまねしたんだと思う)、悪魔は(体の支え棒がうっすら見えつつ)飛びますし、火とともに消えたりします。当然CGが存在する前の話なので、どんだけアイデアマンが集まって作ったんだ!とその想像力に驚かされました。

映画なのに5幕構成で、「第1幕の終わり」「第2幕開始」なんてスクリーンが出るし。そしてピアノの生演奏ですからね~。もう映画というより、歌なしのオペラ?に近い感じです。

伴奏は、ピアノ+ときどきトランペットという構成でしたが、「映画にあわせてピアノを弾く人」を初めてみたので、これまた新鮮。すごいの、90分(正確には96分)、1人の人が映画の画面みながらタイミング合わせてずーっと切れ目なく曲を弾いていきます。これがまた音符の多い装飾装飾したラフマニノフ的な曲で。。よくずっと弾いてられるなー。もちろんスコア見てないしね。これって、楽譜あるのかな?ひょっとしたら即興だったのかな?うーん、どちらにしてもすごかった。映画が終わった後は、「おつかれさま」の意味もこめて、スタンディングオベーションでした。ちなみにこの方、今週末も別の演目で映画のピアノ伴奏やるみたいです。映画の長さのレパートリーをいくつも持ってるって、すごいよね。。やっぱり即興なのかな。

字幕も秀逸でした。イタリアの無声映画なので、影像の合間に画像が切り替わってイタリア語で台詞が映し出され(台詞のまわりの装飾画がまたキレイ)、その下に英語字幕が映し出されます。

この英語の字幕が、「そのころ、地獄政府では・・・」とか、「選挙に落ちたため反抗的な悪魔がおり…」とか、大げさな割りになんだか投げやりな訳で、観客がげらげら笑ってました。「地獄でもやっぱり女は浮気をしている」に至っては、すごい完全な決めつけだし。って、原文がそうなのでしょうけれども。

フェリーニが大ファンだったという『マチステ』シリーズ。(そう、これはシリーズものなのです。)「ソード・アンド・サンダルもの」というジャンルに属するそうです。『スパルタカス』とか『300』の仲間ですね。

ちなみに、上映は、ナショナルギャラリーでした。ということで無料。

◆ナショナルギャラリー・夏の映画シリーズパンフレット

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これからもついていきます…

さぼってました

日記がとだえてましたが、元気です。

単にちょっとブログに飽きていたというか。。(でたっ

でもまたモチベーションあがってきたのでぼちぼち書きます。

今週は「即興シネマ」に行ったのが一番おもしろかったかな。

あこがれのお店がお手ごろな値段で試せる「DCレストランウィーク」にもはまりました。

でも今日はもうBBQでおなかいっぱいなので、寝ます。。

See you later :)

魚雷工場美術センター

軍事ブログにしているつもりはまったくないのに、ついにアマゾンから『戦闘機や水雷戦隊、戦艦に関連するタイトルをご紹介』というタイトルのDMが届いてしまう始末。。なんででしょうね。

先日、ヴァージニア州アレクサンドリアの「オールド・タウン」という観光地で、「魚雷工場美術センター」なる施設にいってきました。迫力満点の名前ですが、以前は魚雷工場だった場所を改造して細かく区切り、アーティストのアトリエとして使ってもらっている、という、工房兼アート展示場なのです。今は完全な平和利用よ。

「魚雷」というだけあって、魚雷もちゃんとあります。

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こちらは、魚雷工場の歴史を語るパネル。この的みたいなマークがこの美術センターのマークみたいで、こちらのデザインをあしらったTシャツも売ってた。

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こんな感じで、各アトリエを見学できます。お兄さん、ワーク中。。

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建物の中全体はこんな感じ。吹き抜けで開放感満点。

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いちばん気に入ったのがこれ。「Living art」といって、なんと生きているカイコさんたちが乗っています。。もそもそ動いているので、寄ってみてぎょっとする。ところがアート。(なのか?)

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これは織物ブース。ぶたさんの壁かけがかわいい。

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全体的に、高校の文化祭的雰囲気をかもし出しています。

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ミニ展示会もやっていて、展覧会の広告用ポストカードや名刺サイズのカードがあったのでもらってきちゃいました。これをハガキに改造するのが最近の楽しみ。

ちなみに、オールド・タウンはポトマック沿いで、こんな感じです。夏って感じですね~。

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おしゃれな店舗やレストランも多いし、DCからもすぐいけるので、お勧めです。

ケネディセンター

ケネディ・センターの会員になってはや3ヶ月。やっとその恩恵をいかんなく発揮する時期がやってきました!NSO(ナショナル・シンフォニー・オーケストラ)のシーズンが秋からはじまるのですが、そのチケットが8月に発売開始されるのです。で、ありがちなんだけど、会員が先行発売なので、ヨーヨー・マとか有名どころがくる場合は会員または会員の友達がいないと、チケットを購入できない可能性が高い。前回のヨーヨー・マのDC公演時には、気づいたときにはSold outになっていたので、今回は確実に買えるようにと虎視たんたんとねらっています。

10~11月にかけて、プロコフィエフのプログラムとベートーベンの第9(そう、年末に第9をやるのは日本だけみたいなので、普通の日にやります)は買ってみました。今後も、いろんなチケットが五月雨式に売りに出されるのでちょこちょこ買うと思います。

わたしは「Sustainer」というエントリーレベルなのですが、会員証・バッヂとともに届いたパンフレットには、「上位会員になるとこーんなにいいことがありますよ」と甘い言葉が。なんでも、リハが見られたり、公演前や幕間にラウンジサービスがあったり、いろいろ特典がつくみたいです。チケットをオンラインで購入するときも「会員のアップグレード」ボタンが必ず出てくるのでいつもぽちっと押したい衝動にかられるのですが、9月に入るまではいずれにせよコンサートがないので(ウルフトラップという野外劇場ではやってますが)、もう少しゆっくり考えます。

さて、以下はメモ代わりにいままで行ったコンサート。

1回目は、マットレス屋と戦っていたため、1時間近くの遅刻。ほかに遅れてきた人たちと一緒にモニターで演奏状況を見た後、インターミッションで入れてもらったのですが、だいたい、ソロイストが出てる目玉の演目って、インターミッションの前にやりますよね。。というわけで、1回目は不完全燃焼。モニターを通して聞く限りではすごいいい曲だった。くやしい。

◆1回目  John Adams, conductor/Leila Josefowicz, violin

BRITTEN - Four Sea Interludes from Peter Grimes, Op. 33a
ADAMS - The Dharma at Big Sur
STRAVINSKY - Feu d'Artifice
ADAMS - Doctor Atomic Symphony

◆2回目  Kristjan Järvi, conductor/ Evelyn Glennie, percussion, plays Tuur

GRIEG - Lyric Suite
TüüR - Symphony No. 4 "Magma"
BERNSTEIN - Candide Overture and Suite
ELLINGTON - Harlem

◆3回目  Juraj Valcuha, conductor/Jennifer Koh, violin, plays Szymanowski

HAYDN  - Symphony No. 85 "La Reine"
SZYMANOWSKI - Violin Concerto No. 1
MAHLER - Symphony No. 1

先週と今週

DCは7月が暑さのピークだったみたいで、40度という日はあまりなくなり、35度くらいの日が続くようになってきました~。夜にはスコール状の雨もあるし、35度で涼しいと思うなんて、東南アジアに赴任するのと気候的にはあんまり変わらないのでは?…冬は寒いけど。

さて、少しでも涼しげな雰囲気にしようと思ってテンプレートを変えてみたのですが、おもいっきりレイアウトがずれてる…。ま、いっか。

さて、先週と今週のわたくし。

●先週:ロブスター@ボストン

3900

●今週:カニ@アナポリス

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確実に痛風への道を一歩一歩登っております。。

ドーナツピーチ

ひらべったいちょっとかわった形の桃。その名も「ドーナツピーチ」!お気に入りでよく買っています。まだ夏まっさかりなのに不思議。。あまいです。
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日本のお菓子~☆

お友達が日本から出張できてて、白い恋人と亀屋万年堂のようかん、いただきましたもちろん、白い恋人たべるでしょ!

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アメリカ人におみやげとしてあげると「こんなに美味いクッキーは食べたことがない!」とよろこばれるそうです。軽いし、いいよね。。今度まねしよっと。

残業帰りに合流して一杯飲みに、という話になったのですが、DCの中心部はほんとにバーがない!さんざん探し回ってバー難民と化したあげく、24時間のマックにおちつきました。。ワイルドベリー・スムージーをすすりながら語る日本人ふたり。ほんと、ろくにお店もなくて、すみません。。

じゃあね、とバイバイしてメトロに向かって歩いていくわたしを見て、お友達曰く、「中学生が7時間くらい時間まちがえて下校してるみたいだった」 と。なんかひょろひょろしてて頼りなくみえたそうです。そうか~。自分ではなれてきたつもりなんだけど、やっぱり異質なのかも。そもそもアジア人少ないから目立つんだよね。。(チャイナタウンにはいるけど)気をつけよっと

Indiespensable

Powell's Booksという本屋さんで頼んでいた、『Indiespensable』、届きました!

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か、かわいい…

ちっとも読書、進んでませんが本はどんどん増えていきます…。

さて、このシリーズ、1ヵ月半ごとに、新刊の豪華装丁本(著者のサインつき)+その本にちなんだグッズをいくつか、というのがおまかせで届く、というもの。送られてくるまでは、メインの本が何であるかしかわかりません。1回40ドル弱、とちょっと高いかなあと思ったのですが、「1年に8.6回、お誕生日プレゼントが届くようなものです!」というキャッチコピーに肩を押されて、オーダーしてしまいました。

この本屋さん、日本にAmazon.co.jpができる前からよく使っていました。というのも、米国Amazonは送料を取るのに対して、Powell'sは「50ドル以上買うと外国でも無料配送!」キャンペーンをよくやっていたからです。頼んでから3週間くらいかかるんだけどね。。でも、昔から、買ってすぐ読むわけでもなかったし^^ノープロブレムです。

この号は、『The Particular Sadness of Lemon Cake』(レモンケーキの特別な哀しみ)という本がメインで、おまけはなんと、2010年10月発売予定のMyla Goldberg著『The False Friend』がついてくる、というものでした。表紙には「非売品」、裏表紙には「予定価格USD22.95」とプリントされてます。発売3ヶ月前にリリースしちゃうなんてすごいですね~。こういうところで魅力を出せるかがインディペンデント系の本屋さんの勝負のしどころでしょうか。あとのおまけは、『レモンケーキ…』の著者のインタビューカードと、まもなく復刻版が発売開始になるという『The Hour: A Cocktail Manifesto』のオリジナル版の表紙をあしらったコースター。

ちなみに、この号(Voi.19)はこのかわいい表紙がうけたのか、かなり早くからSold Outでした。

さて、読まないといけないものはいっぱいあるのに、「発売3ヶ月前にお届け」というアイデアにつられて早く読まなくては、という気になり、『The False Friend』を読んでいます。なかなかおもしろくって、半分ちょっと読みました。ジュンパ・ラヒリは中断中…。

演劇はしご

演劇2つ、はしごしてきました!DCにはチャイナタウンのあたりに小さい劇場がいっぱいあります。で、2つとも、あたり!

しかし、『ワンマン・ロードオブザリング』は、基本的にずっと戦闘シーンなのに加えて、ギャグがノンネイティブには難しすぎて、アメリカ人爆笑のところもわからないところが多かった…。あと、そもそも3部作の1しか見ていないし、本もまったく読んでいないしで明らかに予備知識不足でした。全身ブラック(黒いつなぎ+黒いスニーカー)のお兄さんが1人で全役やるんだけど、ホビット(かがんでるから)と、レゴラス(いつも長い髪をなでてるから)はわかった。途中、全面対決になるところでは、渡辺直美の『ドリームガールズ』ネタ並みに、1人なのに人がいっぱいに見えました^^ちなみにこの人、『ワンマン・スターウォーズ』で有名になったらしいです。スター・ウォーズは7つの頃からくるったように見ているので、小ネタもわかるかも。

もう1つの『スーパー・クラウディオブラザーズ』は、とってもわかりやすくて純粋に楽しめました。なんでも、今年のDCのローカル演劇祭でベストの賞を取ったとか。受付にひげが置いてあって、「ひげはお好みで」。見るほうも演じるほうもひげをつけている。マリオというよりグルーチョ・マルクスごっこしてるみたい。劇場も、「Warehouse Theater」という名前のとおり、冷房がやっと先週とりつけられたばかり、という誰かのうちの地下みたいな会場でした。

◇好きなひげを取って入場

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前のエントリにも書いたけど、偉大すぎる兄がいるゆえに、がんばっているのにいまひとつ影のうすいルイージ(劇中では「ルイス」)。歌がよくできていて、切々と歌い上げてくれました。ちょっと感動。また、そこここにゲーム音楽をテーマにしたフレーズが混じっていて、アイデアだけでなくちゃんと歌で勝負してるなあという感じ。ピアノ仲間には編曲とかできる人がいるので、見てほしかった!日本でDVD売ったら、売れるんじゃないだろーか。任天堂が本作、認識してるのかどうかは不明ですが…

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