和書1,000冊☆

秋の読書メモ

読書メモです。自分が持ってきた本もまだまだいっぱいあるのに、こっちにいらっしゃる方にお借りしたり、お願いして日本から新刊を買ってきていただいたり。

未読としては、『下町ロケット 』が楽しみです^^

それから話題の?Kindle Touch、予約してしまいました!

11月発売。はじめての電子ブック専用機購入ですが、はたしてマイライフスタイルになじむでしょうか・・・?

【101】~【103】 『1Q84』 村上春樹 ★★★☆☆

全3巻。ラッキーなことに、お借りすることができました世界観が『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』から変わっていないような。この秋、3巻分が1冊になった英語版が出ました。でも、「1Q84」と「1984」がかかってるのって、日本語じゃないと通じないよーな・・・

【104】~【105】 『ココ・アヴァン・シャネル』 エドモンド・シャルル=ルー ★★★☆☆

映画に興味があったのだけれどもNetflixで見あたららなかったので。決して恵まれた環境に生まれたわけではないのにファッション界に革新を起こし、シャネル帝国を築き上げていきます。

【106】~【109】 『テースト・オブ・苦虫』 町田康 ★★★★☆

もう、町田さん節を味わいたい、ただそのために読んでます。脳と手(執筆)直結型の文章。麻薬のようです。

【110】 『心臓に毛が生えている理由』 米原万里 ★★★★☆

万里さんの新作がいまでも読めるだけで幸せ。

【111】 『グレート・ギャツビー』 フィッツジェラルド ★★★★☆

ウディアレンの新作『ミッドナイトインパリ』でスコット&ゼルダ夫妻が出てきたので読みたくなりました。フィッツジェラルドはミネソタ出身なんですね。中西部の良心vs東部の虚栄?わかります。近々ケネディセンターでバレエが上演されるもよう。村上春樹訳も興味ありです。

【112】 『人生を救え!』 町田康×いしいしんじ ★★★☆☆

こちらもゆるく。目で読む「タモリ倶楽部」のようなものです。

【113】 『【新しい】新しい単位』 世界単位認定協会 ★★★★☆

こちらもお借りしました。「1パイナポー」という単位がお気に入りです。

【114】 『音楽』 三島由紀夫 ★★★★☆

虚言癖のある美しい麗子。若き日の葉月里緒菜がやったらとてもよく似合うはず。三島さんのはまだまだ未読がある(が、限りはある)のでちびちび楽しみたい。

【115】 『冬のはなびら』 伊集院静 ★★★★☆

書の額を作る仕事をしている若者が主人公の話が心に残る。

【116】 『やってみなはれ みとくんなはれ』 山口瞳×開高健 ★★★★☆

サントリーはほんとに懐が広いね。会社の成功もすごいけれど作家を次々と輩出している会社なんてほかにあるかな。

【117】  『ラストワンマイル』 楡集周平 ★★★★☆

『1Q84』と並行で読んでたのですが、こっちのほうが面白かった。

【118】 『発明マニア』 米原万里 ★★★★★

万里さんの抱腹絶倒の発明案がぎっしりです。アメリカへのコメントがやたら厳しいのがおかしい。「アメリカに攻撃されないよう、すべての国がアメリカに併合されてしまえばよい。究極のパックス・アメリカーナである」って

【119】 『言葉を育てる』 米原万里 ★★★★☆

またまた万里さんの対談集。児玉清さんとの対談も。

【120】 『セーフティネットの政治経済学』 金子勝 ★★★☆☆

あっ、硬い(?)本、これだけだ・・・。金子さん、Twitterフォローしてます。

まあまあ読んでます

半年ぶりの読書記録。日本では会社との往復+αで1冊読んであたりまえ、だったのに、すぐ会社に着いちゃうこともあって、和書も洋書もはかどりません。。

今興味があるのは、電子書籍です!・・・って、いまさらですが

こちらではKindleをバスや電車で読んでいる人が多いです。Kindleは去年のクリスマスにギフトとして爆発的に流行り、その後一瞬、利用者が減ったような気がしたのですが、最近はむしろ「めずらしもの好き」の人ではなく、普通の人が普通に利用している感じで広く普及しています。先日、Amazonの電子書籍の売り上げが紙ベースの本の売り上げを超えたというニュースが出ていて、驚きました。Kindleのお値段もだんだん下がってきて、WiFiオンリー番だと139ドル、いまはさらに広告が出るモデルが114ドルと、かなりお手頃になってきています。

著作権切れの名作を無料で読めるのも魅力で、まあ、全部食指が動くわけではないですけど、『高慢と偏見』とか『ジェーン・エア』とか読んでみたいのもちらほら。

と、Kindleに心が動きつつありますが、iPad2を手に入れた直後なので少し悩みますね。でも、iPad2だと液晶なので、薄暗いDCの地下鉄や、陽のさんさんと入るカフェだと読書はちょっとつらいです。・・・と、Kindle購入に向けて自分を追い込んでいるわたくし。

ときに今週、Google Booksが3日間限定で特定の25冊の電子書籍を1冊25セントで!というキャンペーンをやっていたので思わず25冊全部買ってしまいました。全部はちゃんとタイトルを見ていないのですが(おいおい)、ここ数年に出版されたものが多く、普段はそれなりの値段で売られているものです。このキャンペーン、もちろんライバルのAmazon経由では売っていなくて、独立系のオンライン&店舗販売をしている書店、たとえば日本にいるときから愛用しているPowells.com(オレゴン州)や、ワシントンDCが誇るPolitics & Proseなどが購入窓口になっていました。もちろん、Google Booksから直接でも買えます。

本は景気がつくとついいろいろ目移りしてほしくなってしまって、昨晩もPowells.comで(ここは新刊とUsedを混ぜて一括で買えるので助かる)、現在Amazon 1位の『Water for Elephants』やPaul Austinの『New York Trilogy』等を買ってしまいました。買ったら読まないとね。読めるかな・・・

【81】 『偶然の音楽』 ポール・オースター ★★★★★

作品の中で起きるできごとがどうこう、というよりも、読み終わった後に余韻が残ります。これでオースター好きに。次の『夫婦茶碗』と連続して読んだのですが、「壁をつくる話/塗る話」、「穴を掘る話」が共通で出てきて、なんだか不思議でした。1993年に映画化もされたようですがなんとVHSしかなくて見る術なし。残念です。 

【82】 『夫婦茶碗』 町田康 ★★★★☆

どうしようもないんだけど愛すべき主人公。町田さんの作品ってだいたい毎回同じなんだけど、落語で鍛えられたリズムが心地よくてついつい手に取ってしまいます。ます。

【83】~【87】 『沈まぬ太陽』 全5巻 山崎豊子 ★★★★☆

アフリカ編の恩地君がかっこよかった分、後半どんどんしゅるしゅると。事故が起こったあとのお客様対応のシーンなどは東電とイメージがだぶるところもあります。

【88】 『壇』 沢木耕太郎 ★★★★★

『火宅の人』の壇一雄の話を奥さん側から。淡々としながら、タフな人です。

正直『火宅の人』より面白かった。

【89】~【90】 『真珠夫人』 菊池寛 ★★★★★

手に汗握る派手な展開!目に見えるような劇画チックな描写!これを昼ドラに、って思いついた人天才。

【91】 『体の贈り物』 レベッカ・ブラウン ★★★★★

淡々と、体の機能が失われていく。しみいる感じでした。

【92】 『どうするオバマ?失せろブッシュ!』 マイケル・ムーア ★★★★☆

あいかわらずパンチが効いております。とlころで彼、最近みないなあ。

【93】 『ヒラリーとライス』 ★★★★☆

クールなライスとブルドーザー・ヒラリー。どちらも魅力的です。ライスのピアノ聴いてみたい!っていうか2006年に出たのにもう絶版。

【94】 『新聞が書かない国際記事のウラ常識』 21世紀宗教・民族研究会 ★★★☆☆

わたくしがいつまでたっても理解に乏しい宗教について丁寧に解説してくれています。しかも図つき。ありがたい。

【96】 『機長からアナウンス』 内田幹樹 ★★★☆☆

小さいエアラインだとCAとお客さんが仲良くなってアットホームな雰囲気になる。いいなあ。宇宙線被爆を懸念する話も。

【97】 『小沢征爾 音楽 ひとりひとりの夕陽』 小池真一 ★★☆☆☆

なんで小沢さんのセリフが全部「♪」でくくられてるんだろう…。女子高生言葉風。。

【98】 『「ジョージ・ブッシュ」の頭の中身 アメリカ「超保守派」の世界観』 森孝一 ★★★★☆

保守福音派って4割もいるのか…。政教分離しないはずだわ。

【99】 『ニヒリズムの宰相 小泉純一郎論』 御厨貴 ★★★★★

「劇場型政治」の裏側の理解がちょこっと深まった気がしました。語りかけ口調なのも読みやすい。 

【100】 『今のアメリカがわかる本』 渡部恒雄 ★★★★★

CSISにいらしたということで親近感が。

えーと、切りがいいので今回ここまで

しかし、新書系が絶版であることが多く、サイクルの速さにあらためておどろいています。昔?みたいに、大ヒット作を生んだら継続的にお金が入る、っていう時代でもないんでしょうね。作家の人たち、たいへんだ。

冬休みの課題図書

メリークリスマス

こちらはまだイブですが…みなさまのおうちにサンタさんが来たことをお祈りしています!

さて、重い腰をあげて、読書ログをつけたいと思います。すっごいひさびさすぎて、どこにいったかわからない本もいっぱい。とりあえず、記録が残っているもののみ。

冬の課題図書はアメリカの歴史の本と、山崎豊子の『沈まぬ太陽』全巻にする予定!せっかくだから年内に100冊めもマークしたいなあ。

あとは、『Super Size Me』の監督で有名なMorgan Spurlock氏の1時間TV番組シリーズを見つけたので、できるだけそれをいっぱい見たいと思っているところ。アメリカのことは表も裏も知りたいのでー。あとはオリバー・ストーンの『W』かな。友達に借りっぱなし

本はあいかわらず、柔軟織り交ぜ系です。

そして、いつにもまして日本の将来を気にかけております。ほんとに!!

【048】 『政党が操る選挙報道』 鈴木哲夫 ★★★★☆

自民党のコミ戦について。NTT出身の人がはじめたんですね。やっぱりワシントンDCがお手本。

【049】 『日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために』 

稲盛和夫×堺屋太一 ★★★★☆

戦後、日本はどうしてこんなに急成長できたのか!?といつも不思議に思ってたのですが、(だって異常ですよね!?)解の一部がわかった気がしました。沖縄振興に民間の観光プロデューサー、アラン・フォーバス氏を起用した件も面白く読みました。

【050】 『民主党が日本経済を破壊する』 与謝野馨 ★★★☆☆

民主党がだめなのはよくわかりましたが、だからといって自民党もね…。在外投票は楽しみであります。

【051】 『御手洗冨士夫 強いニッポン』 御手洗冨士夫 ★★★★☆

「世界から頭脳を集めたほうがいい」に大賛成。もっと海外の頭脳に門戸を開こう。日本人は確実に減るのだし。

【052】 『オバマのすごさ』 岸本裕紀子 ★★★☆☆

当選した後に「オバマの選挙には勝つための全てがあったのである」って言われても、なあ。結果論だし。と、最後まで思ってしまい、入り込めませんでした…。スピーチライターや随行秘書を20台の人たち(20台前半の人を含む)っていうのはすごい。

【053】 『これ一冊で世界の大変化がわかる!』 竹村健一 ★★★★☆

イランはシーア派、周辺はスンニ派なので、イランの脅威をあおり、周辺国に軍事システムや武器を売り込んでいる。ポーランドやチェコにもイランの脅威をあおり、売り込み。

【054】 『それはないでしょ?日本の政治』 菊池信輝 ★★★☆☆

不勉強すぎてほんとうに新自由主義政策(福祉国家解体、自己責任型社会)がいいのかどうかわかりませんが、小泉さんは感覚的に受け付けなかった。アメリカの未来を見るようで。こわいよ完全自己責任型社会。かといって、社会主義的民主主義を継続できるほどお金が残ってないのはわかってるけど。悩ましいですね。

【055】 『ニューヨークで暮らすということ』 堀川哲 ★★★★★

えー、これも絶版なんだ、いい本なのに…。合法に、あるいは違法にアメリカに「移民」してきた人たちへのインタビューが中心です。資本主義を突き詰めた完全自己責任の国、アメリカ、しかもNYで暮らすことの厳しさがあぶりだされます。守られた立場や一時的な滞在ならいいかもしれませんが、よっぽどの決意がない限りサバイバルは厳しいでしょう。

【056】 『9.11ジェネレーション 米国留学中の女子高生が学んだ「戦争」』 岡崎玲子 ★★★★☆

秀才女子高生が書いたアメリカ体験記。今はジャーナリストになってるらしい。ルーズベルトの伝記が英語でかかれたときとスペイン語でかかれたときの大きな差なんて、いかにもありそうだ。『アラバマ物語』みなきゃ。

【057】 『ホワイトハウスの職人たち』 マイケル・ユー ★★★★☆

ワシントンDCで大統領のためにはたらくお菓子職人、散髪屋さん、スーツ職人、などなど。観点がおもしろい!スーツ職人のジョルジュ・ド・パリのお店は650 14th Streetにあるそう。ホワイトハウスの近くですね。

【058】 『たけしの20世紀日本史』 ビートたけし ★★★★☆

高校で日本史取ってないから中学までの知識しかないわたくし。びっくりするくらい日本史を知りません。という意味ですごく参考になりました。年表つき。

【059】 『なぜ中国は日本にケンカを売るのか』 孔健 ★★★★☆

日中摩擦を考える際に、お互いの文化・思考のベースを知ることは大事だと思います。中国人は死霊の復活を信じるとか。だから靖国神社が大問題になるんだね。日本人は「謝ったんだからもういいじゃん」って思いがちだけど。あとは、黒龍江省ってそんなに田舎なのか…。そこ出身の友達がいるんだけど。失業率が一番高いとのことですが、彼女は裕福そうだった。

【060】 『キヤノンとカネボウ』 横田好太郎 ★★★☆☆

両方の大企業に勤務した、普通のサラリーマンの方のお話。結果論かもしれないけれど、企業文化からして、カネボウは昔の栄光にしがみつき、新規事業に厳しかったこと、などが浮かび上がる。でも実はコスメ(基礎化粧品ではなくメイクアップ製品)は、カネボウが世界で一番好きです!エスプリーク・プレシャス最高

【061】 『米百俵』 山本有三 ★★★☆☆ 

やっぱり演劇で見てみたいですね。しかし教育に力を入れよう!というのには賛成。ODAでもよく言われます。飢えている人には魚をあげるより、魚の釣り方を教えてあげたほうが長期的にはためになる。今、教育を受けている若い人には、自分で考える力はもちろん、発信力を身につけてほしいな。日本人はいいものをいっぱい持っているのに外に伝える能力が低すぎる。もったいない。

【062】 『トラウマの国ニッポン』 高橋秀実 ★★★★☆

みんなどっちに向かって走ったらいいかわからないんでしょうね。迷える同士。笑いたいけど、笑えない。

【063】 『やせれば美人』 高橋秀実 ★★★☆☆

作者の奥さん(80キロ)の人に「No」と言わせないキャラが鮮烈です。「村上春樹の小説に登場する人々は自分をコントロールできる人ばかり」というくだりに納得。・・・だからわたしはハルキ作品が苦手なのだと思いました。ちなみに、アメリカ人は春樹好き多いです。

【064】 『薬指の標本』 小川洋子 ★★★☆☆

何が得られるか、というわけではないけれど、雰囲気があって素敵でした。最後どうなったかよくわからないところも含めて。フランス映画の原作になったというのも頷けます。

【065】 『レター教室』 三島由紀夫 ★★★★☆

登場人物がすごい自由人ばっかりでびっくりした。昔読んだのに、内容をまったく覚えていなかった自分にもびっくり。各人のむき出しのエゴが『家政婦は見た!』の辛らつさを想起させます。ちなみに、何かを断りたいときには「のがれがたい先約があって」というのが正しいのだそうです。

【066】 『彼らの流儀』 沢木耕太郎 ★★★★★

いつまでも読んでいたい感じ。終わらせるのがもったいない。彼の本、先日の帰国時に追加で購入してきましたが、読みたいのにもったいなくて読めません!!!アメリカで任期のコラムニスト、ボブ・グリーンの紹介もありました。読んでみます。

【067】 『適当論』 高田純次 ★★★☆☆

適当だった。

【068】 『悩む力』 姜尚中 ★★★★★

今の気分にぴったりでした。★5点というのはルックスで星の数底上げじゃないですよ!ほんとうに。ウェーバーは難しそうなので遠慮しておきますが、漱石を一式読み直したくなる作品です。

【069】 『紅茶を注文する方法』 土屋賢二 ★★★★☆

土屋先生の本は中毒性があります。「次は買うまい」と心に強く誓っても、ついつい手が伸びて買ってしまいます。本書は、先生が雑誌で連載したエッセイをまとめ、満を持して出す本。ちなみに、毎回「満を持して」本を出しているそうです。日本についての記述もありました。「他人の評判しか気にしないでいると、外国に評価されないであろう。」だって。ほんとにそうだよ、にっぽん。

【070】 『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 

森下典子 ★★★★★

お茶を何十年も続けている方のお話。はじめは淡々としていたのですが、後半ぐっとよくなりました。日本の四季の味わいも懐かしくなります。ひとつのことを何十年も続けるのっていいなあ。期待を超える、いい本でした。

【071】 『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 北尾トロ ★★★☆☆

傍聴って、一度行ってみたいと思って友達と何回か計画しては挫折。やっぱり日本に帰ったらいかねば。というか、外国人であってもアメリカでもいける(と、アメリカ人の弁護士の人にきいた)ので、一回年休取っていってみようかな。

【072】『鞄に本だけつめこんで』群ようこ ★★★★★

あ、この本絶版なんですね…。「軽いエッセイを書く方」という印象だった群さん。ときどき読んでましたが特にお気に入り作家、というわけでもなかったのだけど、この本で彼女の文才と面白さ(本のセレクションの良さ)に感じ入りました。以降、しばらくわたしのなかで群さんブームが繰り広げられるきっかけとなった本。お奨めです☆

【073】『アメリカ居すわり一人旅』群ようこ ★★★★★

20歳の群さん、アルバイトでお金をためて、ニューヨークへ単身渡米。といいつつ、あてにしていたマンハッタン在住のおばさんには泊めてもらえず、泊まっていたのは郊外のモーテル。はじめてのアメリカのスーパー、フレンドリーだけどちょっと変わった人たち、と、わたしも20歳ちょっとでアメリカに来たときの驚きを再体験できました。後半の、下着の新製品のモニターというちょっと変わったアルバイトの話も面白い。これまたおすすめ。

【074】『またたび東方見聞録』 群ようこ ★★★☆☆

群さんのその後のアジア旅行。日本(京都)含む。だいぶ海外なれされてきた様子がよくわかります。。わたしもそうです…。あーはじめのころの新鮮な気持ちに戻りたい!でも、中東はかなりワンダーで、またいきたいと思いますが。。ほかの作品でも出てきますが、群さんのママのお着物やおうちなどへの散財っぷりが心配。

【075】『本棚から猫じゃらし』群ようこ ★★★★☆

書籍紹介3部作?のひとつらしです。やっぱり第1作の『鞄に本だけつめこんで』のほうが断然よかったですが、こちらにもユニークな本の紹介が満載です。

【076】『膝小僧の神様』群ようこ ★★★☆☆

小学生時代の「あるある」を追体験できる本。お誕生会に呼んでないのに来ちゃう子の話とか。小学生って全体的に「とほほ」ですよね。

【077】『ぢぞうはみんな知っている』 群ようこ ★★★☆☆

どんだけ群さん読んでるんだか…という感じですが。わたしの一時のfad(熱狂)ぶりがお分かりいただけるかと思います。結論としては、わたしは彼女の「本の紹介本」が特別に好きだったようです。

【078】『フューチャリスト宣言』梅田望夫×茂木健一郎 ★★★★★

まずは、おふたりのポジティブなマインドが良かった!あとは、日本でも欧米みたいに「ギャップイヤー」やるといいと思う。わたしも大学のときに留学してよかった。でもさらに(結果論だけど)、大学入学した時点で、浪人経験のある人のほうが人間的に成長しているという気がした。いろいろ悩んだだけあって、人間に厚みがあるというか。こっちの人は会社に言ってる合間に学校に戻ったり、世界を放浪してみたり、しています。そしてそういう人ほどおもしろい。あとは、教授になる資格の件もおもしろかった。日本は論文を書いた数を点数化する方式がはやってるけど、アメリカは「世の中に今までなかったものを生み出したか」がポイントになるらしい。イノベーション力に差が出るわけです。

【079】『日本はどう報じられているか』 石澤靖治 ★★★★☆

中東で「ヒロシマ・ナガサキ」は、9.11の正当化のネタに使われているというくだりにはびっくりしました。でも確かにそう使われてしまってもおかしくない文脈ではある。

【080】『無所属の時間で生きる』城山三郎 ★★★★☆

『毎日が日曜日』(未読)を書いた作者だけあって、企業人が仕事一本で走った後、定年後に時間をどうすごすか、ということがテーマのひとつとなっています。「可処分時間の増加」って恐ろしいのかな。わたしは多趣味人間なのであんまり困りそうにないけど、でも、会社にいってる時間はやはり大きいわけで、これが全部自由になっちゃったらどうなるんだろう!?モーレツ企業人であったわたしの父は現在めっちゃ人生エンジョイしているようですがわたしもかくありたいものです。

祖国礼賛

日本でーす。やっぱりいいね!

なにがいいってご飯。帰国日はママにリクエストしていわしのつみれ汁作っておいてもらった!うーん天才的なおいしさ。ありえないね、DCでは。いい魚ないもん。あとはさんま、梨、しょうが酒。ローマ人のように怠惰に寝そべりながらぶどうも堪能。ラーメンも食べたし、ついでにコメダコーヒーも行きました。名古屋出身じゃないけど。お寿司はまだです。居酒屋もぜったい行きたい。あと、おいしいケーキもたべる。日本のケーキは生クリームがおいしい!夢はふくらみます。

そして東京は可愛いものがいっぱい小さくて可愛いものを愛でる文化、いいね。DCは路面のディスプレイが地味なせいもありますがホントに物欲が刺激されないのです。会社帰りにうっかり散在、とかしなくなりました。でも、ここ数日でばんばんモノを買ってしまってます。帰国目的がもはや物資調達と化しています。

地味なびっくりは、日本でのハロウィーングッズが量・質ともにアメリカをはるかにしのぐ勢いだったこと。アメリカのスーパー、こんなに派手に売り出してないよーな。せいぜいランタン用の巨大パンプキン(スイカサイズが5~6ドルで売ってる)が大量に積み上げられてるのと、いつものお菓子のハロウィンパッケージバージョンが出ているくらい。控えめです。変装グッズはアメリカのほうがすごく充実してそうだけど。

DCではハロウィンBBQに行く予定なので、「トリック・オア・トリート」って言ってみるのが楽しみ。学生の頃は顔に絵描いてゴシックホラー風ロングドレス借りて猫娘になりましたが(「ゲゲゲの鬼太郎風」ではなく「キャッツ」風の)、今度はなにになろうかな。

『The False Friend』 by Myla Goldberg

こんにちは!家に帰ると寝てしまうのでお昼にCaribou coffeeで書こうと思い、マイPC持ってきたのですが、スピードがおそいー。結局おうちでアップすることになるのかなあ。とほほ。

と言ってたら、やっぱり編集が終わらなくて家で書いております。

さて、Powell's.comで購入した『The Paticular Sadness of Lemon Cake』のおまけとしてついてきた未発売本『The False Fiend』 by Myla Goldberg。やっと読み終えました~。

正確に言うと、「未発売本だった」本です。というのは、10月5日に発売開始されたからです。

肝心のストーリーは、20年前の子供のころ、よく遊んでいた女の子が森で失踪。その証言をした女子が主人公なのですが、実は過去の証言は真実とは異なる、という告白をしはじめ…というくだりではじまります。

この作品、読んだ後にレビューを見てみたら高評価だったのですが、20年も経ってからそんな大事なこと言いたくなるかなあ、私なら20年も黙ってられない…という思いが常に頭に浮かんでしまって、あんまり感情移入できなかった。あー、前の本ものめりこめなかったんだよなあ。でも、主人公のパートナーとの関係の距離感の描写はよかった。

著者のMyla Goldberg氏、なーんと近くの本屋さんで朗読&サイン会をするみたいなので、行くつもりです。ミーハー。でも、わたしのPowell'sでもらったおまけだから表紙にでっかく「Not for Sale」とか書いてあるんだよね…。これでもサインしてくれるんでしょーか。

あとは、最近あせって日本語の本を読んでいます。というのは、なんとなく500冊くらい本持ってきたけど、このままのペースでは帰るまでに全部読み終わらないことに気づいたから。仮に任期3年とすると、半年に85冊くらいのペースで読まないと!

・・・なんでこんなに持ってきちゃったんだろう。

【036】『グーグル革命の衝撃』 NHKスペシャル取材班 ★★★☆☆

短い記事のコレクションだと1個あたりの記事が浅い気が。

検索ロジックの説明のところはおもしろかった。

【037】『サイバージャーナリズム論』 歌川冷三ほか ★★★☆☆

アメリカだとすでに電子媒体しか発行してない新聞もありますしね。

【038】『松下幸之助 夢を育てる』 松下幸之助 ★★★★★

「私の履歴書」は下積み時代の話がおもしろいですね。自分で自転車用の電球を工夫して改良、売り歩いたくだりは感動します。あとは自社のサイクルを250年と考えるスケールの大きさ!

【039】『日本の技術は世界一』 ★★★☆☆

まだ「ものづくり」なのかなあ。もう、アイデア勝負の時代になってると思うんだけど。

【040】『アメリカ病』 矢部武 ★★★★☆

米国ライフル協会の影響力と武装集団にどきどき。

【041】『免疫学個人授業』 多田富雄 × 南伸坊 ★★★☆☆

先生の講義もいいけど伸坊さんの生徒としてのひらめきがさえてます。

【042】『心理療法個人授業』 河合隼雄 × 南伸坊 ★★★☆☆

「箱庭療法」の患者さんのアーティスティックな反応に感動しました。

【043】『すべては脳からはじまる』 茂木健一郎 ★★★☆☆

「酒やタバコをやめられない/おいしいものを食べたい」という気持ちと「音楽を聴きたい(などの趣味へのこだわり)」という気持ちが本質的には同じではないかとの問い。両方「中毒」という点ではそうかも。女帝の是非についての記事は「?」でした。

【044】『おもしろくても理科』 清水義範 × 西原理恵子 ★★★☆☆

やっぱりサイバラさんにはアマゾンとかにいってほしい。

【045】『在日』 姜尚中 ★★★★☆

壮絶な人生だなあ。というか、姜さん、やっぱかっこいい~!

【046】『中国人の愛国心』 王敏 ★★★★★

なぜ中国人が「歴史」にこだわるのかが丁寧に書かれていていい本だと思ったんだけど。あれ、レビュー評価あんまり高くないですね。。もう1回読みたいです。

【047】『窓際OL 親と上司は選べない』 ★★★☆☆

89歳まで世界108カ国を飛び回ったという輝子おばあちゃんをロールモデルにします!

読書メモ(ひさびさ)

スミソニアンとNetflixに夢中になっているうちに読書という楽しみがあったのをわすれていましたが、日本に出張に行った子が『告白』を貸してくれたのを機に、少し読みました。あいかわらず軽いのから読んでいくので、硬いのばっかり残っていきます…。どうしよう。

【026】 『告白』 湊かなえ ★★★☆☆

どんどん読ませますが、なにか残るかっていうと、残らないですね。。

ちょっと『藪の中』を彷彿とさせます。

【027】 『すべては一杯のコーヒーから』 松田公太 ★★★★★

ママがいうところの「チュリーズ」(タリーズ)の創設者。好感持てました。保存版。政治家としての手腕は。

【028】 『酔生夢死か、起死回生か。』 阿川弘之 北杜夫 ★★★☆☆

おじいさんの二人組み、ってなんか好きなんですわ。

【029】 『つっこみ力』 パオロ・マッツァリーノ ★★★★☆

いやー、ほんとにイタリア人かと思った。アメリカのスタンダップコメディではつっこみがなくて観客が受け止める、っていうのはそうかも。日本は観客代表でつっこみ役のひとがつっこみを入れてあげるのね。

【030】 『環境問題の杞憂』 藤倉良 ★★★☆☆

この豪雪に猛暑。杞憂とは思えないんですけど。

【031】 『どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行・ジャングル編』 西原理恵子+勝谷誠彦 ★★★★★

渡米前に「ブックオフごっこ」したときに誰かが選んでくれたんだと思う。おもしろかった!ありがとう☆

【032】 『年収崩壊』 森永卓郎 ★★★☆☆

仮に年収半分になってもDCにいたら毎日スミソニアンですごすから楽しく暮らせるかも!と思ったけど、それ以前にDCで暮らすのがハードル高い。

【033】 『ソウルコレクション』 光野桃 ★★★☆☆ 

素で韓国の本とまちがえて買いました。

【034】 『オニババ化する女性たち』 三砂ちづる ★★★☆☆

タイトルが受けて、会社の女子、こぞって読んでます。内容は、古いです。

【035】 『妹たちへの贈り物』 光野桃 ★★★☆☆

純和風の生活の中でパリにあこがれる。「暮らしの手帖」的なところは○。

オフィスライブラリー開設

GWだけに、オフィスでは日本からの電話は鳴らず、メールの返信もなく、しーん。。

たまに返信があると、「次の出社は5/10(月)」とか・・・いいなあ

さて。こっちはひとりひとりのデスクスペースが広々しているので、500冊の本を毎日少しずつ会社に移動させています。ゆるやかな引越し。

akubin・ライブラリーが開かれつつあることにまわりの人が気づき始めたので、「好きなのもってってね!」といったらすごい喜んでました。上司とわたし以外は米国暦10年前後の人ばかりなので、やっぱり日本語の本に飢えるみたい。

かわいい女子に「貸出簿つくりましょうか?」と言われましたが、めんどうなので、①わたしが読んだ本の背表紙にはシールを貼っておく、②シールが貼ってあるものは好きな人がもっていっていい(返却不要)、③シールが貼っていないものは読み終わったら本棚に返しておいてもらう、ことにしました。渡米前、狂ったようにシールを買っておいてよかった☆

思えば、すでに退職した父も、現役時代は読み終わった本を会社に持っていって、「父文庫」を開いていたそうです。父娘、やることがそっくりです。

今日現在まだアパートが決まっておらず、このままだとホームレス駐在員への道まっしぐら、の状況ではありますが、そんな現実から目をそらすためにも、赴任時からいままで読んだ本のメモをしてみます。

渡米前、部長が「DCに行くならこれ読んだらいいよ」と、DCを舞台にした『ロスト・シンボル』を貸してくれました。『ダ・ヴィンチ・コード』を書いたダン・ブラウン作です。『ダ・ヴィンチ・コード』はキリスト教の予備知識がないと理解が難しいのですが、こちらは特に特殊な知識も必要なく、おもしろかった!フリーメイソンについてもっと知りたくなりました。映画化も決定しているそうで、楽しみです

【016】 『ロスト・シンボル(上)』ダン・ブラウン ★★★★★

はじめから疾走感があって引き込みますねえ。

【017】 『ロスト・シンボル(下)』ダン・ブラウン ★★★★☆

後半ちょっとだれたかな?でもフリーメイソンについてのとっかかりができたので満足。

【018】 『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』 神保哲生 ★★★★☆

夏以降、これを読んだことが役に立つのかは不明ですが。。

【019】 『鉄道員は見た!』 難波とん平、梅田三吉 ★★★★☆

電車好きにはたまならないですね。著者2人のキャラも引き立っていて、良いです。

【020】 『客室乗務員は見た!』 伊集院憲弘 ★★★★☆

予想外にヒットでした!この世界では、ヤクザハンドリングのスキルが大事なようです。ちなみに、本の表紙は女性ですが、著者は男性です。

【021】 『ついていったらこうなった』 多田文明 ★★☆☆☆

「『ついていったらこうなった』を出版したら訴えられた」、という最終章が妙にリアルです。

【022】 『女ですもの』 よしもとばなな×内田春菊 ★★★☆☆

4人も子どもをばんばん産める内田さん。尊敬。

【023】 『爆笑問題の「文学のススメ」』 爆笑問題 ★★★☆☆

平野啓一郎さんを知ることができたのがよかった。『日蝕』読みたい。

【024】 『学校では教えてくれない不道徳講座』 テリー伊藤 ★★☆☆☆

意外と古風な方みたいです。ジェネレーションギャップかなあ。

【025】 『モデル失格』 押切もえ ★★★☆☆

もえちゃーん!工場でケーキにイチゴを乗せるバイトなどもしていたとか。単なる美談になっていないところに好感。

大量に日本語の本を買ってみる(その後)

その後も、仕事に関係ない本はどんどん積み上がり、122kgの輸送キャパをもってしてももはや1回では全部送り切れない状況になってきております。。しかし、いったん乗ったいきおいはなかなかとどまらず、400冊を突破しました。500冊いったら、さすがにやめよう。

そもそも、なぜ本をたくさん買おうと思ったかといいますと、もちろんアメリカで日本語がさみしくなるだろう、という予測もあるのですが(留学時代もそうでした)、直接的な原因は、新潮文庫のカバーについているマークを集めて送るともらえる「Yonda! Club」のパンダちゃん時計に一目ぼれしてしまったからなのでした。

パンダちゃん時計は50コマークを集めて応募すると、必ずもらえるステキな景品。しかし、時計をゲットできる状態になった後は、その周辺に描かれているマグカップやエコカップ、リラクシングCDやピンバッヂまでほしくなってきてしまったんですね・・・。それで、まずは新潮文庫を買いあさり、その流れでほかの文庫も買いあさり、たまに我に返って仕事関係の本を買い・・・。本屋さん開けそうです。でも、在庫は圧縮する主義なので、日本にいるうちに読んだものは積極的にお友達にあげるつもりです。むこうに持っていったのは、おうちにならべてakubin・ライブラリーを開こうかな。

というわけで、今週も、新潮文庫びいきです。

【008】『娘と話す地球環境問題ってなに?』 ★★★☆☆

なぜ温暖化しているのにワシントンDCで大雪が降るのかがわかった

【009】『ニュースの読み方使い方』 ★★★★★

インタビューの姿勢、情報収集の仕方等今後の仕事に直で参考になります。保存版。

【010】『窓際OL 人事考課でガケっぷち』 ★★★★☆

リーマンとしてうなづけるところ多し。めげずにがんばっている由香さん偉い。

【011】『かわいい。』 ★★★☆☆

ぐっときたのは表紙のオコジョとカヤネズミ、それと若干ひいきでゴールデンハムスター。(昔飼ってたので)

【012】『礼儀作法入門』 ★★★☆☆

間違えて2冊買ってました。しかも、昔読んだ気がします。よっぽど礼儀作法に自信がないのだと思います。

【013】『ああ、腹立つ』 ★★★☆☆

64人の作家等によるエッセイ。著者名をみないようにして、誰のが好きか読んでみたら、森達也さんのでした。納得。

【014】『女子中学生の小さな大発見』 ★★☆☆☆

わたしはもう少女の心を忘れてしまったようです。

【015】『ツレがうつになりまして』 ★★★★☆

あれ、ドラマにまでなったのにもう廃刊なんでしょうか。ツレ氏のまじめさがせつない。

日本語の本を大量に買ってみる

赴任を4月下旬に控え、着々と準備を進めています。

米国ビザもとれたし(東京勤務なのになぜか大阪で受けた領事館インタビューの模様はまた今度)、引っ越し荷物の船便も出したし(半年前に引っ越ししたばっかりなのに)、壮行会もいっぱいしていただいているし、あとは、かの地での仕事の予習!

・・・と思って本屋さんで仕事関係の本を探していたら、まったく関係ない趣味の本やら小説に手がのびてしまい、さらに、きっとむこういったら日本語なくてさみしくなるんだろうなあ、小説とかだったら古本でいいよね、という思いも高まり、ブックオフにも手を出し、気づいたら、ざっと350冊くらい買ってしまってました。・・・。えーと、過半数が仕事と関係ない本ですね。。いつ読むんですかね。というか、いつ仕事するんですかね。。

かさばらないようにと文庫本を多めにしたのですが、意外とこれがずっしり重い!船便出す前だったらいくらでも送れたのですが、わたしに許された残りのキャパは、①エアー便30kg分と、自分が渡米する時の②手荷物92kg(注:片道チケット(=ほぼノーマル運賃)なので、手荷物許容量が多いんです)の合計122kg。しかし、これらすべてを本に充てるわけにもいかないし。書籍向けの特別な船便で出すとお安く出せる制度もあるけど、取り扱ってる日本郵便さん、極端に少ないので、そこまで持っていくのが大変そう。

さらに、こんなに買ったのにも関わらず、今のうちに買っておかなきゃ!という気分になってきていて、さらに買い足しを検討している有様。先輩には「ニューヨークにもブックオフあるから、向こうで買えるよ!」と言われたけど、そんなに頻繁にニューヨークいくかなぁ~。飛行機のシャトル便だとすごく近いらしいですが、ニューヨーク⇔ワシントン、なんて一番テロでやられそうな区間じゃないですか。そんなリスクの高いシャトル便、しょっちゅう乗りたくない

仕事では、数か月ごとに日本への出張があるみたいなのですが、そのときに新刊チェックはともかく、古本屋さんまわってる暇はなさそうなので(と、自分を説得して)、今週中に、またブックオフの大型店舗にいって、赴任期間中、たっぷり楽しめそうな日本語の本をいっぱい買ってこようと思います。調子に乗って買いすぎたら、そのまま東京中央郵便局へいって、件の「お安い書籍用船便」で送りたいと思います。

今日の日記は、なんだか自分の行為を自分に納得させるために書いてるみたいだな。これから読む数年分の本を買ってるんだから、これでいいんだ!たぶん。

せっかくなので、読んだ本も記録していきたいと思います。番号付けて。

感想とかは別にノートやPCで取っているので、ここには、なにを読んだかだけつけていこうと思います。(もちろん、目下、仕事の本は1冊も読んでいません・・・)

[2010/4/17追記]

まったくレビューを書かないのもなあ、と思い直して、★と一言レビューは書くことにしました。

【001】  『悪人正機』 吉本隆明  ★★★☆☆ 

対談もいいけど、吉本さんご本人の著作のほうがおもしろいかな。

【002】 『からくり民主主義』 高橋秀実 ★★★☆☆

統一教会、オウム、樹海の近くにすむ人々の話など。沖縄の章で書いてあることがけっこうあたっているので、ほかの章の信憑性も高そう。

【003】 『脳は若返る』 久恒辰博  ★★★☆☆

『海馬』みたいな本でした。・・・って、こちらの方が専門家ですよね。

【004】 『四国はどこまで入れ換え可能か』 佐藤雅彦 ★★☆☆☆

ポリンキーの宣伝やピタゴラスイッチ。あんなに好きだったのに。。佐藤さん!

【005】 『おやじ時評』 しりあがり寿 ★★★☆☆

しりあがりさんの魅力は水墨画っぽいタッチにあると確信。

【006】 『ナチュラル・メディスン』 アンドルー・ワイル ★★★★★

体調を崩した時にお世話になり、再読。アメリカにも持っていきます。

【007】 『安保徹の免疫力を高める食べ方』 安保徹 ★★★☆☆

ワイル博士から入って安保さんへ。基本は自炊!ですね。